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縦走行金属幕フォーカルプレーンシャッターなど お名前: 管理人(金井)さん [2003/10/10] No.401
管理人の金井です。
活発な議論ありがとうございます。皆様の議論を今ひとつまだ理解していないのですが、ちょっとだけ書かせてください。

縦走行金属幕フォーカルプレーンシャッター:
 1964年時点で既にコパルシャッターとの関係があったのに、ソ連カメラには、縦走行金属幕フォーカルプレーンシャッターが少なく、依然として横走行布幕シャッターなのはなぜでしょう。1964年以降現れたSLRはレンズシャッターですから、コパル技術との関連は不思議です。コパルの技術は導入したけれど、本当に使ったのでしょうか。導入した技術が埃をかぶっていることは、珍しくはないですから。
 それにしても、ZENITは横走行布幕シャッターが好きですよ。ZENIT-412のスペックは、今時の日本の常識からしたら信じがたいですよね。縦走行金属幕シャッターのZENITは、ZENIT-19,ZENIT-Automat等ありますが、数は少ないです。(Zenit-18はめったに見ることのないカメラです。Zenit-16は布幕です。)
 でも、横走行布幕に比べて縦走行金属幕のメリットって何でしょう。けろけろ様ご指摘の、シンクロ速度の問題もあります。また、高速シャッターが可能と言うことがあるけれど、何に使うのですか。普通の撮影で困ることはあまりありません。EOS-5とZenit-EMを比べると、技術レベルは比較にならないと思いますが、実際に撮った写真ってそんなに違いないですよ。EOS-5とZenit-EMを比較したとき、どちらが優れているかは疑問です。初期のEOSシャッターには製造上の問題があって、かなりの高率でシャッター交換になっています。これ、メーカーしか扱わないんです。横走行布幕ならば器用な人なら自分で交換できるのでは、と思います。「10年で壊れるから買い替えなさい」「なおせば50年使えます」、間違いなく前者が優れているとは、私には断言できません。
 ソ連のカメラ、カメラの歴史を見ていると、技術の発展とは何かと言う点に、どうしても考えが行ってしまい、思考が堂堂巡りします。

高度技術:
 CAPA スーパームック のなかで、三枝氏は「意外にも独創的なロシア製カメラ」という記事を書いておられる。ここでは、レニングラード、キエフ10、ゼニット5,6が取り上げられているけれど、確かにこれらのカメラは、独創的で高い技術を感じさせられるものです。しかし、これらのカメラは、その後に続いていません。それに、あまり製造数が多いとも思えません。世界初のスポルトだって、「独創的で高い技術」だったのだろうけれど、スポルトで終り。
 正直言って、レニングラード、キエフ10、ゼニット5,6どれもあまり好きではありません。レニングラードは壊れそうな気がするし、Kiev-10は重いし、フィルムがスプロケットからはずれそうな気がするし、ゼニット5はモーターが動かないし。
 一番好きなカメラはZenit-EM+Industar50-2と全くオリジナリティーのない、高度技術のないものです。
 カメラにとって、高度技術が本当に必要なのでしょうか。「高度技術ですばらしいんですよ、ぜひ買いなさい」って、商品宣伝のために必要なだけではないかって思えるのですが。
 皆様はいかがですか。今使っている時計はダブルクオーツですが、年間10秒狂うのが気に入らないので、そろそろ電波時計にしたいとも思っています。(ずいぶん矛盾しているでしょう。)

 レンズ設計のオリジナリティーについてですが、いまは市販のソフトを使ってPCで簡単に計算できてしまうのです。このため、樹脂メーカーがレンズを設計して、レンズメーカーに売り込むと言うこともあるようです。よほど特別なものでない限り、レンズ設計でオリジナリティーの余地はないと思います。でも、キヤノンなどは、半導体ステッパー用レンズの技術を初めいろいろな技術があるから、今後も恐ろしく高度技術を使ったレンズを出してくるかもしれません。(EF400mm F4 DO IS USMのように。)
 日本でズームレンズが盛んなのは、レンズ設計のコンピュータ化のためです。以前、ミノルタのパンフレットに、スーパーコンピュータを使ってズームレンズの設計をしたとの記事がありました。

 ところで、Zenit-412DXの使用説明を見ると、電池はСейко SB-B8を使うと書いてあります。なんで、こんなマイナーなのが書いてあるのだろう。

T−22:
 Smena,Smena-2,3,4,M,Smena-5,6,7,8,9,ベスナ2は間違いなく3枚です。前群が2群2枚、後群が1群1枚です。(はずしてみたわけではないけれど、電灯にかざして容易に分ります。)でも、コンソモレッツとベスナは、どうだったか、特にコンソモレッツが3枚かはちょっと自信ないので、確認後お答えします。

ロシア語:
 3をロシア語でなんと言うかは、パスして。
 レンズの名前で、3枚のトリプレットをTとして、テッサーをインダスターとしたのはなぜかといえば、そのときの気分ではないでしょうか。ソ連のカメラって、デザインと命名には、あまり気合が入っていないような気がします。技術者にはそういう人が多いと思います。デザインと命名に熱心なのは営業畑の発想ではないかと思います。ソ連のカメラは、営業的発想があまりにも弱い。

ちょっとだけのつもりが、だいぶ、いっぱいになってしまいました。


お名前: mirさん [2003/10/10] No.400
hirob_pさん、管理人さん
御無沙汰です、以前、ライカとコンタックス/キエフの話題で楽しく書き込みなどさせていただいたものです。
おっしゃるとおり、ソ連においては
カメラにお国の研究→高い技術を転換した形跡はどうにも見つけられませんし
そういった意欲も無くなっていったかのような製品も多いですね。
せめて品質を保持していてくれればと残念でなりません。
ソ連と日本が大きく違っていったのは、日本の輸出検査協会の設立以後に尽きるように感じています。
コパルは踏切の遮断機を見てひらめいた。と書いてあるのを見ましたが
あのような独創的なシャッターは、日本以外にアイデアだけとしても以前からあったのでしょうか?
ソ連とコパルの技術交流以降の製品に採用されていた事も含めて
ゼニットなどの金属縦走りシャッターはコパルに影響を受けていたと感じますが
いかがでしょう?
わたしが興味深いと思ったのは
アルマツとゼニットがずいぶん違うシャッター(どちらも金属縦走り)を採用していたことで
各社、オリジナルのシャッターを造っていたのだとすると
コパルを元に独自の開発をしていたのなら面白いと感じました。
何だか、いままでの皆さんのレスと同じ事を蒸し返してしまっているかも知れませんね?
もしそうでしたらごめんなさい。



お名前: けろけろさん [2003/10/09] No.399
hirob_pさま

おそらくわたくしよりは技術的なことをよくご存じだと思います。お気を悪くされたとしたら申し訳なく思います。

ただ、ズノーに始まる大口径競争は結局日本固有のものでしかなく、それらは単にガウス型の発展型で、キャノンのf=0.95が実用的だったという話は聞かないわけです。つまりドイツあたりのメーカーでは収差を考えなければそのていどのものをつくろうとすれば作れたが、品質的に満足しないので作らなかっただけだという気もします。実際、キャノンのあのレンズの描写がいいという人はあまり聞きません。それほど珍しいレンズではないのに、です。結局絞って使わないと実用にならないのでは、意味はないわけです。

小型化とか大口径化、モジュール化、量産化を単にベクトルが与えられた後での単純作業のくり返しだとは考えません。
これらの直線的な発展過程にもおそらく筆舌に尽くしがたいご苦労が現場の技術者のあいだでなされ、そこには日本の技術の蓄積がなければ不可能だったことも多いでしょう。

ただ、それらは、オリジナリティという評価の座標からは相対的な価値しか持たないことになるし、オリジナリティを重んじる文化からは、日本の技術が過小評価される原因だろうと考えたりします。

市場経済と計画経済とでものを作る人の心情にそれほどの違いがないというのがスメナ8Mのデザインを考えたときに書いたことです。違うといえば違う、その違いを強調するよりも、類似性を前提に、ロシアを批判することが振り返って日本自らを見直すことであると気がつく方が、異文化に接する者の方法としては建設的なのでは、というのがいいたかったことです。


確かに… お名前: hirob_pさん [2003/10/09] No.398
 私は専門家では無いので分かりませんが、見聞きする限りではレンズ構成まで新しいのかは知りませんが、キャノン、ズノー、コニカ等は独創的なレンズも排出するようになったと思えます。確かに認識程度の差かもしれませんね。

 日本の場合は、主に会社が研究開発して製品に反映されたのでしょうけど、ソ連の場合はどのようなシステムだったのかなぁと思います。イメージとしてはお国の研究→民生転用と思っていたのですが、日本のように製品をより「便利」にしようという思考は働き難かったと「仮に」考えても、「高性能化」はもっと我々の目に見えてもよいのではないかなぁと思えます。何とも個人的な頭の中の思考を書き込んでしまったように思います。すみません。


縦走り お名前: けろけろさん [2003/10/09] No.397
あのう、結局T−22も、三枚玉ということなのでしょうか?手元にT−22がないので、その透視法もつかえませんので。透視された方ないし分解された方教えてください。ルピテル166のと、スメナとの違いもできれば。

それからロシア語で「3」はやはりTで始まるのかということも調べようとおもっていたのですけど。ソ連カメラは特別の理由がない限り外国語の標記をしないようにも思うので。トリオタールというラテン語の頭文字なのかどうか。ロモ社のカメラのレンズのほとんどがT−XX であって、これが全部3枚玉だというのも不自然じゃないかと。四枚玉だとどうなるのですか?テッサーもTですけど。二枚玉D−XXとか四枚玉Q−XXがあればいいのですけど。


それとは別に、コパルのこと興味深く拝見しました。

コパルといえば縦走り。
1936年の世界初の一眼レフのひとつとされるスポールトが縦走りで、また、ツェニートT1 MTLからの、16、19,18系列の縦走りといい、ロシアの一眼レフは縦走りがすきなのかなと思ったりしました。縦走りは、膜速が一定ならシンクロスピードを高く設定できるなどいろいろな利点があるわけです。このツェニートの縦走りはコパルからの技術供与の結果だったのでしょうか?

ソ連では民生用の先端技術が発達せずオリジナリティーにみるべきものがないとのご指摘も拝見しました。

その含意は、「日本は・・・」ということなのだろうと思います。しかし、ニコンやキャノンの外装ならびにレンズの設計(ニコンは名前そのもの)に象徴されるように、日本のカメラ産業には独自技術の発展があったのかといえば、やはり程度の問題のような気もします。戦後ツアイスのレンズ設計者は日本の設計者とは会おうとはしなかったというのは、何を物語っているでしょうか。ルサールのような独特な構成のレンズが日本で発明されたのでしょうか(ズームレンズをのぞいて)?オートフォーカスについてはハネウエル社との戦いが有名ですが、ライツ社などでも研究はしていたわけです。小さくモジュール化したところが日本の独自性ですが、世界ではあまり評価されないわけですね。

縦走りフォーカルプレーンシャッターは堂々日本独自の発明だというのは、以前読んだ気がします。実用化したのがコパルでニコンも関与していたと思いますが、なぜかFにはS以来のライカ風にし、マミヤのOEMであるニコマートで初めて採用したのだったと思います。発明者がヒントにしたのが、ガレージのシャッターだという話を聞いて当時は何も思いつかなかったのですが、これは結局コンタックスの例の鎧戸シャッターじゃないか、っていう気もします。もちろんメカニズムは全然違いますし、縦に動くか横に動くぐらいしかないわけですから、全くのオリジナリティーなんて無理なわけですけど。

フォカあたりをみると意地でもそっくりにしないという気概が感じられます。それに対して、日本では一時輸出工業界で、外国製品とそっくりなものの輸出を禁止した内規をつくっていたそうです。そういう規則がなければ、まねをする誘惑に勝てなかったということもいえるかもしれません。今、ロモのLC−Aの本歌とされる、コシナCXー2だって、結局ミノックス35の模倣をしたかったのにそれが完全にできなかっただけという感じがしています。








ソ連の不思議…? お名前: hirob_pさん [2003/10/09] No.396
コパルはこの時期に金属羽の縦走り機械シャッターを開発して、国内外で高く評価された(コパルのHPでは)ようですね。あるHPの記載ではソ連はこのシャッター技術を購入したと書いてあるところ(個人ですので真偽は?)もありました。また、このコパルのシャッターはコニカとマミヤも加わっていたとも書かれていました。ソ連ではピッカリコニカと殆ど同じコンパクトカメラが製造されていたようですし、コニカとの繋がりはあったのですね。そうして考えると、ミノックスのコピーとか、コニカのコピーとかよく書かれているカメラがありますが、やはり手順を踏んで技術輸入をしていたのでしょうね。この掲示板を初めて拝見した頃に「パクリ」という言葉に金井さんが引っかかっておられたのが今では分かる気がします。

それにしても、ソ連はとても高度で独自の先端科学を持っていたというイメージがあるのですが、例えば自分の使えるレンズではルサールくらいしか独自発明は耳にしません。また、自分の持っているKIEVでは、例えばKIEV2からKIEV4aへ簡素化は見られるように思うのですが、技術的に大きな改良は目に見えません。どうして、ソ連は高度な技術を民生化しなかったのでしょう?私が知らないだけで色々あるのでしょうかね?何となく現代の日本に生きていると不思議に思えます。

>一般に研究者・技術者って、自分の成果
>を他の人に話したがるんですよね。

私が学生だった時(そう昔じゃないですが)は、研究者(企業研究者じゃない)は学会や雑誌等での発表が唯一無二の自己表現手段で、認めて貰える場だったように思えました。今は、国立大も独立法人化され、TLOが置かれ、産業財産権的な評価もされるようになりつつあり、必ずしも民間人は暫く使えないような孤高の基礎技術を開発するだけが良いとも評価されなくなりつつあるように感じます。また、企業で高度な技術を習得開発した人が独立してコンサルティングをしているのも結構目にします。段々研究者達が独立独歩できる、ある意味複雑な時代になっていくのですね…うかつに情報交換出来なくなるのかなぁ…。。。。


しつこくコパル お名前: 管理人(金井)さん [2003/10/09] No.395
日本写真機光学機器検査協会編 世界の日本カメラ に次のような記述があります。(1964年ごろの話です。)

 業界各社のこの当時の輸出面での特異な成果は特筆すべきものだといえよう。コパルではカメラ用シャッター製造技術をソ連に輸出したし、小西六写真工業も同じくソ連向けにカメラと光学機械の表面処理加工技術の輸出商談に成功、…

 どちらも、製造技術ですね。

 東京オリンピックのとき、外国人観光客が日本のカメラをたくさん買うだろうとの見通しで、日本のカメラメーカーは、カメラを大量に製造します。しかし、思惑に反してあまり売れなかったので、在庫を抱えてカメラ不況に陥ります。コパルや小西六の対ソ輸出は、こうした中で行われました。

 小西六写真工業は、今は「コニカミノルタ」、コパルは「日本電産コパル」。

 ロシア・ソ連のカメラだからと言って、その国だけで閉じられているわけではなく、技術交流ってもっといっぱいあったのでしょうね。
 ライバル会社の研究者・技術者が学会の時など親しく談笑することは当たり前ですし。一般に研究者・技術者って、自分の成果を他の人に話したがるんですよね。私の場合、社外秘の技術情報を良く見せてもらっています。もちろん、見なかったことにしてますが。


っのようですね。 お名前: Масяさん [2003/10/08] No.394
АПК:
Автомат-Полуавтомат с Копаловским затвором でコパル社のシャッター付きの自動-半自動カメラというような意味でしょう。
他にАвтомат Падалко и Кузнецова、パダルコとクズネツォフの自動カメラやАнатолии Падалко и Кузнецов、アナトーリィ・パダルコとクズネツォフという意味もあるそうな。KMにも人名の頭文字を当てているようなことが書かれています。
これら名前に関しては以下のページです。

http://www.zenit.istra.ru/qa/qa-names.html

こちらにЗЕНИТ-8000についても書かれています(ロシア語のみですが)。
122や212K、312m、412DXなど名前の由来が面白いです。

http://www.zenit.istra.ru/archive/zenit-ax/index.html

こちらにЗЕНИТ-4000の写真があります。

EM-578MM という1/2000秒シャッターユニット名が書かれているのですが、これってコパル社のものなのかなぁ...


またまたコパル お名前: 管理人(金井)さん [2003/10/08] No.393
またまたコパル:
 Zenit-4000や8000と言うのは知らないのですが、Zenit-APKなら、以前King-2で売っていました。お持ちの方も多いかと思います。このKはコパルでいいのでしょうか。(ロシア語が読めない。)

名前の由来:
 No.369の記事で変なことを書きましたが、いくつかの名前の由来は、以下にあります。
http://www.zenit.istra.ru/qa/qa-indexes.html 
 A:Adapter ringなど 例:Mir-10A
V:Vologdaなど   例:Mir-1V
M:自動絞りなど    例:Mir-20M 
(違っていますか。ロシア語が読めない。)FED5B,FED5Cは依然謎。


もっとゴルバ(チョフ)と見えてしまった! お名前: Масяさん [2003/10/08] No.392
Привет

どういう訳かコパルがゴルバに見えて、何で元大統領が?っと...
以前金井さんが記されたКМЗのページにЗенит-4000の所にNidec Copal Corporation とあり、英語ページにリンクされていました。
4000(1/4000秒)とか8000(1/8000秒)のシャッターユニットに採用されているのかな?
КМЗの社史には1964年がないです。

135フィルム:
知らない間に落とし穴に落ちていました...昔は一枚一枚丁寧に撮っているつもりでしたが、最近は数打ちゃ当たるで...
やはり基本を忘れないようブローニーを使うべきか?
1600を使って屋内で撮った写真が出来上がりました。露出計で光を計ったのですが...落とし穴の中でした(ホントに暗い)。

Пока


もっとコパル お名前: hirob_pさん [2003/10/08] No.391
先程、コパルのHPを見てきました。確かに書いてありました。それに、1964年に、対ソ連シャッタ技術輸出契約調印というのもありました。コパルの技術はソ連でも使われていたんですねぇ。どこに使われているのだろう。


レンズシャッター お名前: hirob_pさん [2003/10/08] No.390
金井さんのソ連カメラのページを拝見すると、KMZでは1946年にモスクワ1が最初のカメラとして作られているようです。シャッタースピード等は本家ツアイスが使っていたデッケルの0番コンパーと同じで、ディテールもとても良く似ているように思います(セルフタイマーは有るのでしょうか?)。ツアイスがコンタックスの縦走りシャッターを自社生産していたのかは知りませんが、イコンタのコンパーは別会社デッケルと聞きます。ですので、ソ連はどうやってレンズシャッターの技術を習得したのかなぁと思います。ツアイスと同じようにデッケルの社員等から習ったのでしょうか…? 日本ではセイコー、コパル、コーナン等々やはりコンパーをお手本としてレンズシャッターを作ったと聞きますが、ソ連もイコンタの現物を前に日本と同じように習得したのでしょうか…? ということを聞いた事がないですね。

 コパルへの訪問のお話はとても面白いですね。何をしに来たんでしょうねぇ。当時コパルが持っていた特徴的な技術ってなんなんでしょう?等々考えると面白いですね。その後、コパルの社員でソ連へ技術指導へ行かれた方も居られるのかもしれませんね。

>仕事は一段落つきましたか。
>今後ともよろしくお願いします。

こちらこそ情報もカメラも持っていませんが有り難く楽しませて下さい。仕事は何だかよく分かりませんが、周りはまだガチャガチャしているのがちょっと怖いです…。

135同プリ
 についてはそんなに安い現像があるとは知りませんでした…とんでもなく安いのですねぇ。そりゃとてもブローニーじゃぁ敵いません。最近、私も新型スキャナを買ったので少しづつ使っています。改めて感じたのはネガの特殊さです。ネガを読み込むんだあとは好きに色調濃さ等を変えられるので、レンズの性能云々なんてこれじゃ色に関しては分からないなぁ。やっぱり、ネガは色情報が詰まったオレンジ色のシート…。


コパル再び お名前: 管理人(金井)さん [2003/10/08] No.389
コパル:
 日本電産コパルのホームページの会社沿革に、「1963 ソ連カメラ使節団来社」とあります。
 KMZがレンズシャッターカメラ、Zenit4,5,6やZorki10,11,12シリーズを製造開始するのは1964年からです。FEDが、FED-10,11を製造開始するのは1964年からです。さらに、Arsenalが変ったシャッターのKiev-10Preシリーズを製造するのは1964年です。
 これらのカメラと、コパルのシャッターと直接関係あるのか無いのかはわかりませんが、「1963 ソ連カメラ使節団来社」と、KMZ,FED,Arsenalカメラのシャッターには何らかの関連がありそうですね。

 ソ連史を見ると、1962年にキューバ危機があり、その後の米ソ急接近に繋がります。更に、これが64年のフルシチョフ失脚へと繋がります。1963年はソ連にとって、最も西側に関心が高かった年かもしれません。
 1964年は東京オリンピック。
 
 コパルの社名に、日本電産がついたのは、1998年に日本電産株式会社が筆頭株主となり、日本電産グループ傘下の企業になったためですが、経営不振が原因だったと記憶しています。

135同プリ:
 hirob_pさま、仕事は一段落つきましたか。今後ともよろしくお願いします。
 135のカラーネガは、現像のみにしています。100円ショップで、現像のみ100円+税でできます。フィルム+現像で210円。あとはスキャナーでPCに取り込み、プリントしたいのだけプリントしています。(そういう写真はめったに無い。)


135の落とし穴? お名前: hirob_pさん [2003/10/07] No.388
こんにちは。

シャッター回復して良かったですね!!

ブローニー2本程だけをポケットに入れて旅行に行くとなんだか昔の人の気分になれそうに思えて楽しいです…私だけかな? 金井さん仰せのようにブローニーってポジだと135より安いですしね(枚数換算するダメ)。名刺大のポジを眺めるだけでニヤニヤできます(私は)。モノクロも結構使います。古いカメラが多いのでカラーはダメなものも多いですもんね。実は貧乏性(私のように真性貧乏も)の人はブローニーが良いように思います。外出一回当たりの出費はこっちの方がだいぶ少ないです。135だと安い36枚ネガを買って全部撮って、要らないのも全部プリントされます…結局大量に捨てています。なんだかフィルムを只で貰ったり安売りで買うのは騙されているように感じて…(私だけ?)。

コパルって凄いメーカーですね。先日、Kマウントの現行機械式一眼レフとして中国のカメラを知りました。日本でいう20年前のカメラですが、シャッターは現代のコパル製でした。私は今も20年前のペンタックスにロシアのM42レンズを付けていますが、これが壊れたら中国カメラにしようと思っています。中国カメラとロシアレンズです。


でしょ?でしょ? お名前: Масяさん [2003/10/07] No.387
Привет

KM:
でしょ? 初めて見た時、「えっ!?」と思いました。

ブローニー:
カラーフィルムです。センチュリアが一番安かったんです。AgfaのブローニーはOPTIMAしかなくてやや高い...自分で現像できればモノクロの方が安上がりでしょうね。
バシバシとはいけないのでじっくりと腰を据えて撮影する、そんなカメラって気がします。Москваって。(っというより中判は、でしょうね)
6×6で撮るなら、壊れたЛюбительの他に3台の国産二眼があるんです。従兄弟に貰ったヤシカ・オートコードはまだ試していない...
でも6×6でも試す必要がありますね。

でもねぇ:
あの議員ってムネ○○会なんですよねぇ。ム○オって日露関係に尽力したとは思えません。
ここのところ毎朝駅前で見ます。見たくもない市議まで応援に...やだなぁ...
あっHPにハバロフスクの日本人墓地がある!ここ行きました。

夏休みに息子が国会を見学しましたが、その時息子達は議員会館内の某議員の事務所に荷物を置いて国会を見学していました。
私達にとって初めて議員が役に立った!

それにしても議員達のポスターのよくあるパターン、握り拳でやる気を表現しているつもりでしょうが、"ブン殴るぞ!"っと脅しているようにしか見えない...

Пока


コパルなど お名前: 管理人(金井)さん [2003/10/07] No.386
コパル:
 Zenit-kmがコパルのモーターを使っているとは、知りませんでした。それどころか、コパルが小型モーターを作っているということも知りませんでした。部品調達関係は複雑で難しい。

選挙:
 総選挙が近づいているせいか、駅前には連日、選挙演説の人がいます。私の住んでいるところは、自民党の新藤義孝、元外務政務官が現職です。新藤代議士は役職上、極東訪問をしているようで、そのときの写真が掲載されています。
 http://www.sainet.or.jp/~shindo/honkide/frame.html
この中の、「今月の一言」欄にある、”ロシア「希望の星」プロジェクト”です。特に、新藤代議士を支持しているわけではないけれど、ロシア関係なのでご参考まで。

レンズ構成:
 FXSさんお書きのように、電燈にかざすと、レンズ構成が何群何枚かを、ある程度、推測できます。慣れた人だと、見える像の大きさから、レンズタイプまで推定できるそうです。
 絞りを絞って、前群・後群ごとに見たほうが楽です。また、干渉縞が見えるときは、張り合わせ面だと推定できます。(精度良く貼り合わせられたときは干渉縞は現れない。)ズームレンズのように、レンズ構成数が多いときは難しい。

MOSKVA5:
 6×9で多くの写真を撮ろうとすると、高いブローニーをばんばん消費してしまう。Масяさんは、カラーをお使いですか。
 ブローニーの場合、カラーネガとカラーリバーサルの値段があまり違わないようで、カラーネガフィルムがものすごく高いように感じます。貧乏性に私は、ブローニーではモノクロを使っています。


Tレンズ お名前: FSXさん [2003/10/07] No.385
こちらに詳しく載っていますね。
http://www.asahi-net.or.jp/~hd9f-segs/russian-t-lens.htm
これらの型番からすると、n群m枚では矛盾するものもあります。(n>m)

また、レンズを電灯などにかざして見れば、反射面が幾つかを数えれば
正確に何群何枚かまでは解りませんが、推測することができます。
T-43を見ると6面有ります。


T お名前: KOYAANISQATSIさん [2003/10/06] No.384
けろけろさんのスメナへの思い入れについて、興味深く拝見しておりますが、T-43やT-22の"T"は、トリプレット(3枚玉)の頭文字ではないでしょうか?
いくつかのソビエトカメラ関連サイトで、そのような記述を何度も見かけた記憶があるのですが・・・。ただし、確実なソースがある訳ではなく、また、私自身が分解して調べた訳ではありません。しかし、背景のボケ方や、抜けの良さなど、トリプレットらしさは見られると思うのですが、皆さん、いかがでしょう?


ロシアより気合を込めて! お名前: Масяさん [2003/10/06] No.383
Привет

hirob_pさん、ご無沙汰しています。シャッターは回復したと思っています。
そこで土曜日、好天だったのでМосква5のテストを兼ねて千葉県八千代市の京成バラ園に行ってきました。
6×6マスクを外し6×9で試してみました。テストということでフィルムは一本で、後はЗенит312м+Юпитер11Аで撮っていました。
初夏に来た時はややピークを過ぎていて曇り、今回は好天で見頃、もう少しフィルムやЮпитер9を持ってくれば良かったです。(135mmではちょっとキツかった時も)
さて、初めてМосква5を使ってみて、花を撮るにはスナップという感じで風景用に最適なカメラでは?っと思いました。いつものように数台持って出かけるとどうしても35mm版を多用してしまいそうで...
一定の時間内に多くの写真を撮ろうとしてしまう...そのせいかМосква5でも1/250にf8〜16で手持ちでした(一応三脚は持っていました)。
写真の出来上がりを見なければ何とも言えませんが、何か軽い気持ちで撮るカメラではないなぁと思っています。コスモスには使わないで紅葉で気合を入れて撮ろうと思います。三脚を据えてf32まで絞り込んで...楽しみでもあります。

日曜日は、テレビドラマ"トリック"の展覧会を見に六本木ヒルズのテレビ朝日へ。やっとЗоркий6に入れた1600のフィルムを使いきることができました(レンズはスコパー25mm)。屋内で使う分には良かったのですが、屋外では最高で1/500、f22しか使えないのに時としてそれ以上になる...
丁度、La Festa Mille Miglia(イタリアで開催された1600kmの公道レースの日本版)の第一チェックポイントがそこだったのですが、待てど車がやって来なかったので写真は撮りませんでした。フェラーリ、マセラッティ...スターリング・モスとメルセデス300SLRはまた来てたのかなぁ...
ちょっと見れなくて残念でした。

КМ:
типа: Копал-Мотор っと最初にあります。タイプ:コパル−モーターということで、どこかにこの会社の英語版ページへのリンクがあります。シャッターユニットも使われているのか...

Пока


いろいろ お名前: 管理人(金井)さん [2003/10/06] No.382
 日曜日、天気が良かったので、那須・茶臼岳に登りました。実際は、ロープウエーで登っただけ。上の方は紅葉していたのですが、赤茶色だった。
 持っていったカメラは、Smena8M?。写真左です。撮れているかどうかは、まだ現像に出していないので不明。Smena8MのボディーにSmena8のレンズを付けたものです。写真右はその逆。Smena8,8Mは2つのネジでレンズユニットが簡単に外れます。それで付け替えればよいのかと思っていたら、レンズの根元についているリングのサイズが違うので、それを取り替える必要がありました。このため、更に5個のネジをはずさないとならなかった。一番大きなネジは、割れやすいので注意が必要です。(こんなことする人はいませんよね。)

カメラの名前:
 Zenit-kmの名前の由来が書いてあるところはわかるのですが、ロシア語が分からない。情けないー。
 アガート18KのKはどんな意味なのだろう。Zorki-4Kとは違う。なぜMではないのか不思議です。
 アガート18と18Kは同じサイズだったと思います。と言うことは、アガート18のサイズが黄金分割?

クラスノダール:
 昨日プーチンをテレビで見ました。日焼けしていました。休暇を取って、黒海沿岸で海水浴でもしていたのでしょうか。

シャッター:
 デジタルカメラのシャッターもコパル製だったりするようです。デジタルカメラの業績が良いので、日本電算コパル(株)の利益に繋がっていると言う話があります。(コパルは日本電産と合併して、日本電産コパルになっています。)
 KMZの場合は、Zenit-212Kのシャッターのような、横走り布幕シャッターならば、自社組み立てだろうけれど、レンズシャッターはどこか別な会社から調達しているのでしょうかねー。

T-22のレンズ枚数:
 けれけろさま、ご指摘ありがとうございます。私のページが誤っているかもしれません。確認します。

RX-8さま。はじめまして、管理人の金井です。今後ともよろしくお願いします。

ところで、マツダのRX-7に、近所のおばさんが乗っています。

画 像 : SMENA8-(82 KB)


T-22 お名前: けろけろさん [2003/10/06] No.381
またまた教えてください(すみませんまた送信を失敗してしまいました)。

スメナ旧タイプのレンズは、T−22ですが、これについて、金井さまは3群3枚とお書きです。でも文献には2群2枚とするものがあります。

分解していないので分からないのですが、ルピテルもT−22で、T−22は2枚玉を意味するのではと思います。

ただ、そうするとT−43は4群3枚になるはずでしかしトリプレットだというのと矛盾するので、よく分からないことになりますが。


*** お名前: ***さん [2003/10/05] No.380
この記事は削除しました


貴重な情報を有難うございます。 お名前: RX-8さん [2003/10/05] No.379
ZENITというカメラの詳細を知りたくて、いろいろ検索していたら、このページに行き当たりました。情報量の多さに驚きました。とても勉強になりました。個人でこのようなページを維持管理されていることに感嘆しております。具体的に物を入手しましたら、今後参加させて戴きたいと思います。またぞろの円高機運、海外からのカメラ購入も良いかも知れませんね。本当に有益な情報有難うございました。では、また....


スメナ5 お名前: けろけろさん [2003/10/05] No.378
金井さま

スメナ5のキャップがフードになる個体が存在するようです。

ご存じとは思いますが、

http://www.commiecameras.com/sov/simplecameras/index.htm

をご覧下さい。ウェラ→スメナ8Mの傍証です。



お名前: ***さん [2003/10/04] No.377
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*** お名前: ***さん [2003/10/04] No.376
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感謝しますっ!! お名前: けろけろさん [2003/10/04] No.375
金井さま

いやあ、感服しました。今日ほど、ネットのありがたみを感じたことはありません。こうやって直接のご面識もないのに、親しくお教えいただき、知識が広がっていく醍醐味を今感じて幸せです。たぶん、これはカメラマスコミあたりの分析よりは遙かに「深い」ものと満足しています。

ざわざ分解しての分析、本当にありがとうございました。

内容については、わたくしのようなものにはよく理解できない部分が多いのですけど、何度も読み返して咀嚼いたします。

ところで、黄金分割また見つけちゃいました。今度はアガート18Kです。スメナ8Mからアガートへという流れがあるそうですけど、こういったことなのかも知れないと思っております。

アガートのあのユニークさは、元は何なんでしょうね? 


Smena8Mの縦横はなぜ黄金分割比? お名前: 管理人(金井)さん [2003/10/04] No.374
 管理人の金井です。

 けろけろ様は、Smena8Mが黄金分割比である事を主張しておられます。実際、測定すると、測定の誤差範囲で完全に一致しています。ネジの締まり具合や、板のしなり具合で、Smena8M個体によりサイズに多少の誤差があります(0.5mmもないけど)が、黄金分割比とのズレは、1%もないようです。

 この事実からは、意識的だと思えるのですが、偶然の一致の可能性は無いかとの立場から検討しました。

 Smena8Mの横幅は、116mmです。Smena8も同じ116mmなので、Smena8Mの横幅は、Smena8のサイズそのままです。ところが、Smena8Mの高さは、72mmと、Smena8よりも5mm程度小さくなっています。この5mmが黄金分割比をもたらしたわけなので、では、いったいどこが5mm程度小さくなったのかを検討しました。

 Smena8M,Smena8ともに、軍艦部は1枚の板@で仕切られています。この板の上のサイズAは、Smena8M,8共に14mmと同じです。(Smena8は上面がフラットではなく、ファインダー側が1mm高い。)この部分は、ファインダーのサイズで決まっているので、サイズを小さくする事は不可能です。(本当は、板厚が変ったので、Smena8のファインダー側を1mm小さく出来た。)(別の記事で、巻上げダイヤルが2mm薄くなっていて、そのため高さが2mm低くなっていると書いたのは誤りです。巻上げダイヤルが薄くなった分、周りが高くなっていて、相殺しています。)
 裏蓋を開けると後ろに、せり出したブロックがあります。2つのネジは、レンズユニットの止めネジです。このうちの上のネジの中央から、ブロック底面の長さBを測定すると、Smena8,8M共に、46mmと同じです。
 このブロックの下の形状に違いがあります。図のCがSmena8Mには有りません。Smena8ではフィルムを本体で支えているのに対して、Smena8Mでは裏蓋で支えるようになっています。裏蓋底板がSmena8Mでは大きく薄くなっているので可能な事です。図のC部を無くしたことと、裏蓋板厚の変更で3mmサイズが変っています。
 次に、Dの板を見てください。Smena8,8Mで厚さが違うでしょう。1mm程度違います。また、その上の隙間(裏蓋が入るところ)も少し、薄くなっています。それで、結局、レンズユニットの止めネジ中央から、@の板までのサイズが、2mm程度違っています。

 この変更を技術的に考えると、「樹脂材質を変えたために、板厚を薄くした」ということです。基本的な設計は変更されていません。もし、これ以上、カメラの高さを低くするためには、ファインダーを変えるか、@の板を無くすしかありません。@の板を無くすと、軍艦部の「ゆがみ」によって、光線漏れの可能性があります。このため、樹脂成型技術が、もう一歩、高度な必要があります。
 Smena35は@の板を無くす事で、カメラの高さを低くしています。成型技術が高度になったのか、ゆがみの小さい樹脂を使ったのかは、分かりません。(素人なので、見ただけでは、樹脂種が分からないのです。)

 以上、黄金分割比、偶然説を検討しました。偶然説も成り立つと思いますが。

 黄金分割比になるようにカメラを作りたいと思っていた。樹脂種が変ったので、やっと実現できたのがSmena8Mだ、という主張も成り立ちますね。(LOMOのカメラには、技術者の勝手な思い入れがあるような気がします。)

 今日はノギスで、いろいろと測定しました。
 
画 像 : img20031004145716.jpg-(81 KB)


誤字訂正 お名前: 管理人(金井)さん [2003/10/03] No.373
No.369の誤字訂正です。

誤:レニングラードの事を、「修理に無くカメラ」と書いて

正:レニングラードの事を、「修理に泣くカメラ」と書いて

 失礼しました。「修理に無く」だったら、まるでどこも修理を受け付けてくれないみたいになってしまう。


シャッター お名前: hirob_pさん [2003/10/03] No.372
こんにちは。お久しぶりです。
毎日楽しみに書き込みを拝見させて頂いていました。仕事が少し落ち着いたように自分では思っていますが…また、新たな波にのまれないことを祈りつつ…。

 私はスメナを持っていませんがシャッターに興味があるカメラです。昔ドイツではレンズメーカーとシャッターメーカーとが有って、双方から製品を仕入れて組み立てるのがカメラメーカーだったというイメージがあります。現在の日本でもニコンのハイブリッドシャッターはセイコー、大判はコパル等々、脈々とシャッターメーカーが生きています。ソ連ではこれはどうなっているのかな?という疑問がコンパクト、イスクラ、モスクワ、ルビテルなどにあります。
 以前、どこかのHPでスメナ(8M?)のシャッターはコンパーに酷似しているという記載をみたことがあります。コンパーにも凄い種類がありますし、いわば世の中のレンズシャッターは全部コンパーに似ていると言えなくもないだろうし(ちょっと言い過ぎ?)、どの程度、どのコンパーに似ているのかは分かりませんが。

 Масяさん、モスクワ5の調子が万全ではないようですね。でもどうせ100mm級だと低速は三脚が要るように思うので、高速側だけでも頑張って下さいね〜。個人的には6x9の家族スナップがとても好きです!

ではまた。


とらんぷ お名前: けろけろさん [2003/10/03] No.371
とらんぷについて調べてみました。

フランスやイギリスでは、2から6までを使わないそうです。32枚ということですね。ただし使わないというのと、売っているセットに入っていないというのは必ずしも同じではありません。これまでおみやげで買ったとらんぷは、2から6もあったような・・。

ドイツで友人からばくち(ドイツ国内では適法です)に誘われたときに参加してみればよかった。

ジョーカーを入れて53枚使うのはむしろアメリカ式なのだそうでむしろ少数派なのかもしれません。

ただ、ひところはやったイギリス海軍→日本海軍経由のコントラクトブリッジでは、カード抜いてたでしょうか?忘れてしまいました。

なぜ、2から5ないし6を使わないのかは、おそらく税金とか法律上の制限を回避するためという理由が考えられます(ボーリングのピンの数のように)。

またカードのサイズは、58×88が国際標準だそうです。これは任天堂が、58×89というのと少し違います。とにかく黄金比ではありません。

ロシアのカードのサイズを教えてください。それからできれば、なぜ、2から5が入っていないのかの理由も。

ではまた。


そこです! お名前: Масяさん [2003/10/03] No.370
Привет

さすが金井さん、そのページご覧になられましたか。そこにКМについても書かれているでしょう。

カード:
私が買ったものはA、6〜K×4の36枚です。指導者だけでは足りないので、クィーンには夫人達、ジャックにはトロツキーやモーゼルピストルを持ったジェルジンスキーが!これフランス製のようですが、フランスではJ、Q、Kではなかったような。
モスクワの友人達に問い合わせてみたら、Киевをくれたセルゲイが答えてくれました(こういうことはやっぱりセルゲイだなぁ...)。このセットは普通なようです。遊びには...
愚か者、やぎ、プレファランス(優先などの意味)、キング、テルツ等があるそうですが遊び方については、今度モスクワに帰ったらっと。まぁオレグに聞けば良いのですが。
53枚揃ったセットも当然あるそうです。日本では絵札を抜いたセットは売られていませんよね。(テッちゃんが好きなアレ用に。"もういっちょ!")

じゃん:
♪じゃん、じゃん、じゃじゃじゃ〜んっとベース弾き語りの漫談にあるように横浜の方言だそうです。地元の方言ってあるようですが知りません。何か汚い言葉がそうだと思います。

ЛОМО:
初めて買ったЛюбитель166B(新品)が一枚も撮らずに壊れたせいでЛОМО製品に不信感があります。その次に手に入れたのがСМЕНА8М。これは最初から壊れているのをワレリーがくれたのですが、Любительと同様にプラスチックで頼りない...
金属のボディのЛОМОカメラを触ったことがない、お店にЛОМОの製品が並んでいなので買わない...食わず嫌いかも知れません。ロシアカメラ全体をよく言わないオレグですか、ЛОМОを何とか(思い出せない)と言って良く言いいません。
私はやっぱりクラスノゴルスクですね。(Киевは置いといて!)

週末は天気が良さそうですが...実はそのヴィーカが来週から来年の1月までロシアに帰るので何かしてあげようかと考えているので撮れないでしょう。クラスノダール地方ではまだ海で泳げるそうです。

では、良い週末を!

Пока


Smena8Mなどなど お名前: 管理人(金井)さん [2003/10/03] No.369
人の名前:
 ヴィーカ = ヴィクトリア = オレグ氏婦人 ですよね。

カメラの名前:M,C,V,B,A:
 Mは改良レンズなどに、いろいろあったような。だから、「改良」の意味かと思っているのですが。Zenit-3MのMは、Princelleの黄色本によると、"M" for Marienkovってデザイナー名が書いてあります。
 http://www.zenit.istra.ru/qa/qa-names.htmlにはМодернизированныйって、書いてありますね。(モダン化って意味でしょうか。)
 C(エス)は、たいていシンクロだろうと思っているのですが、FED-5Cは何か謎です。CかSか。
 FED-5BはBかVか。Zenit-Bは?ロシア語が読めない。
 Mir-1SHがスクールとは思いもよりませんでした。Mir-1A,Mir-1Vはなんだろ。Aは交換マウントの意味かなー。Vはヴィーカではない。

Smena8M:
 Smena8Mは名前からすると、Smena8の改良カメラです。実際、デザイン・材質以外違いはありません。レンズ位置もメカニズムも同一です。セルフタイマーは…Smena8Mにも付いてたかなー。よくわからなくなった。
 横幅・厚さは同じです。高さは、少し低くなって、黄金分割比になっているんですよね。上が2mm小さくなっていて、下が2〜3ミリ小さくなっています。(レンズを中心として。)上が小さくなっているのは、巻き上げダイヤルが2mm薄くなっているためです。下を2〜3mm小さくしたのは、材質の変化と裏蓋形状変化で可能になったのだと思うけれど、巻き上げダイヤルを2mm薄くした理由は、私には分かりません。けろけろさん説だと、「黄金分割比になるようにした」ですよね。

53枚揃ってないじゃんよぉ:
 ローカルな言葉使いの話題。川口あたりでは「じゃんよぉ」って言うんですか。地元民でないもので。

黄金分割:
 いいかげんなことを書いてすみません。実は、投資の世界では、黄金分割比を売買ポイントと考えることがあります。で、黄金分割の例に、トランプの縦横比って良く書いてあるんですよ。投資の解説って、いいかげんなのか、昔のカードは今とサイズが違ったのか。たとえば。
 http://www.mitsubishi-sec.co.jp/study/kabu/tech/te13.html
(このところの上昇で、大損害を若干取り戻した。)
 Smena8Mのデザイナーが、株の売買をしながらデザインしたという事はないだろう。

カード:
 やしま様、始めまして。2〜5が無いんですねー。ロシアでは、特定のゲームしかしないのでしょうか、不思議ですね。

好きなカメラ、嫌いなカメラ:
 私は、デザインにはあまり興味がないので、デザイン側からはなんともいえないのですが。
 使って一番好きなカメラは、Zenit-EMです。Zenit-BMだったらもっと良かったかもしれないけれど、持っていません。使うための最低機能の一眼レフだと思います。Zenit-Eやそれ以前だと自動絞りが使えないので、ちょっと困ります。自動絞りやアクセサリシューが要らないときは、Zenit-3Mを愛用しています。でも、最近はZenit-kmを良く使っています。一眼レフ用単焦点レンズは、たいてい好きです。
 ロシアカメラ好きは、ライカのようなレンジファインダーから興味を持つというのが旧人類で、LC-Aなどから入るのが、ロシアカメラ新人類なのだそうです(内田説)。私はどちらでもなく、M42レンズから入っています。ロシアカメラ変人類。
 嫌いなカメラは、修理できていないカメラ。特に、電気系統に問題があって動かないカメラ。

ЛОМОの製品:
 Масяさんが、「好きじゃないんですぅ」とお書きのLOMOの製品って、どの範囲でしょう。
 一眼レフだと、「スポルト(古過ぎ)」「ALMAZ(少ない)」、レンジファインダーだと「レニングラード」、コンパクトカメラだと「ボスホート」「135BC」など、変わったのがあります。
 LOMOのカメラって、「良いカメラ」と言ってよいような、「悪いカメラ」と言ってよいような、自分の中で、どことなく評価が定まらないのです。好きなような、嫌いなような。LubitelとSMENAは大衆カメラとしての評価は定まっていると思いますが、それ以外は、どこか変なカメラの感じがします。
 CAPAスーパームックに三枝氏が、レニングラードの事を、「修理に無くカメラ」と書いておられる。修理の事や、耐久性を考慮して設計しなかったのか、不思議でなりません。りっぱなカメラを作ろうという気概は感じられるのだけれど、なんとなく技術者の独りよがりの感じがします。近年の日本製品は、適当な時期に寿命が来るように、わざと設計したのかと思えるほどに、きまって壊れたりしますので、それよりは可愛いけれど。


カードのサイズ お名前: けろけろさん [2003/10/02] No.368
金井さま

>Smena8Mの縦横比が黄金分割になっているのなら、「要するに一番ありふれた形」とも言えるのではないでしょうか。黄金分割って、カードの形ですよね。

さすが、と思ったのですけど、任天堂のHPによると、カードは1.534で、黄金比ではありません。ただ外国のカードで黄金比(1.618・・)があるのかもしれません。ロシアのはどうでしょう?

わたくしもありふれた比率だと思っていたのですけど、見当をつけた美しいモデルの縦横比を計測したら、この数字にあわせてあるのはほとんどないのでした(ヴェラは確信犯です)。

結構HPを拝見させていただいたつもりですが、おそらく意図的でしょうけどモデルに対する思い入れを押さえておられるように感じました(二眼があまりお好きでないことは判りました)。そこを強いて、一番のお気に入りと、できれば嫌っているモデルをお教えいただけませんか?デザイン面からである必要もありません。

ちなみに最近のゼニットの一眼レフのデザインが大嫌いです。特にレンズ。


ロシアのトランプ お名前: やしまさん [2003/10/02] No.367
ロシアで使われているトランプは、6〜キングまでのようですよ。


名前、その他... お名前: Масяさん [2003/10/02] No.366
Привет

仰る通り、アルチョムが本名でチョムカは愛称です。チョーマと呼ぶこともあります。「〜カ」は日本では「〜ちゃん」に相当すると思います。
私たちもヴィクトリアを普段ヴィーカと呼んでいます。

ここ数日、ロシア関係(というよりロシア人関係)で気になっていたことがあったので、昨日Russian Club東京の代表のミハイルとメールでやり取りしていました。
ミハイルの愛称はミーシャ、ミーシ(ュ)カです。昨夜ヴィーカに「くまのプーさん」の小さなブランケットをあげたら「ミーシカ!ミーシカ!」で大喜びでした。(先月、ついにお肌の曲がり角に達しました。)
ミハイルですが、私はメールだけで面識はなく、オレグ達は家まで遊びに行ったことがあり、Москва-5を運んでくれた友人と共にRussian Club東京を立ち上げた...何と世間が狭いことか...
NHKドラマ、「菜の花の沖」のロシア人船長役でもありました。

学校:
日本と同じように住む地域の学校に入学するようですね。最近ニューロシアンと呼ばれるお金持ちは私立に入れるようです。
いつだったかワレリー(愛称はワリエラ)がここで生まれてこの小学校に入学して、妻のイリーナ(愛称はイーラ)はここで生まれて...っと説明されたのですが今住んでいる地区内でした。

カメラの名前:
私СМЕНАに興味はないのですが、1から9まで何か似ていて8があるのに8Mなどが違うデザイン。Mは何を意味するのか...
КИМЗのHPなら解説があって面白いのですが....ЛОМОには無いんです。例えば、
Зоркий-4К のКはс курковым взводомは「撃鉄をあげると共に」を意味するようで...「レバー付き」と言いたいのかな?
Зенит-кмのкм...三つ程由来があるそうです。第一の由来には「えっ!?」っと...

カード:
そう言えば、みんなとカードで遊んだコトないです。空港の免税品店で歴代の指導者が描かれたカード...パターンは普通のトランプと変わらないのに53枚揃ってないじゃんよぉ!
アメリカではポケモンカードの相場を調べたりしましたが、ロシアにはなかったようです。アメリカへはよく息子が集めた中でダブったものをお土産として持って行きました。何か日本語のカードは結構レアなようでした。
友人が少年野球の監督をしていてMVPにあげてくれと数セット渡しました。勿論彼の二人の子供たちには別にあげました。

花:
会社の近くで見かけた観光バスは日向薬師(伊勢原市)のヒガンバナを見に行くツァーでした。
京成バラ園の秋バラが見頃になったようなので土曜にいこうなぁ...

Пока


訂正 お名前: 管理人(金井)さん [2003/10/02] No.365
No.364で、コストダウンのところで、一部、書き方が不十分でした。

 Smena8までをコストダウンするなら形状を変える必要があるのではないか、Smena8Mの形状はその要請に沿っている、しかし、だからと言って、コストダウンが目的だったかどうかは不明だし、コストダウンの要請だけでデザインが決まるわけもない、と言う意味でした。

 気持ちとしては、フィルム感度表を無くさないで欲しかったのですが。フィルムカウンターを巻上げダイヤル側に動かせば可能だったはずです。そうすると、レンズ側も、少しだけ設計修正が必要になると思いますが。


いろいろ お名前: 管理人(金井)さん [2003/10/02] No.364
学校・塾:
 ロシアでは、みんな同じ地域の小学校に行くのですか。(アルザマス16で育った人の経験は、あまりにも特殊の感じがしますが。)
 アルチョム(チョムカ)君は、普通の小学校ですか。ところで、アルチョムが本名で、チョムカが愛称ですよね。


けろけろさま、投稿ありがとうございます。Smena8Mのデザインにずいぶん思い入れがあるようですね。

Smenaのデザイン:
>スメナ8Mについては、金井さまもコストダウン説なのですね。
 本職の関係で、樹脂設計技術と関係が深いのです。それで、デザイン面よりも、設計製造に目が行ってしまいます。もっと言うと、デザインは分らなくて、コストと、機能の面しか手が出ません。

>スメナの5以降のグリップの出っ張りとレニングラードのとの連想についてはいかがなのでしょう?
 確かに、同じ工場だし、デザイナーだって同一人物か、友人かもしれないし、関連はあるでしょうね。流行かもしれないし、レニングラードを持つ喜びをSmena所有者にも与えようとしたのかもしれないし。想像はできるけれど。でもよく分りません。デザインは人間の意志で行うので、推定が困難だと思います。いくつかの推定をしたところで、どれが真実かはわからないとおもいます。
 また、Smena8Mの縦横比が黄金分割になっているのなら、「要するに一番ありふれた形」とも言えるのではないでしょうか。黄金分割って、カードの形ですよね。私には、Smena8Mのデザインが別のカメラを参考にした必然性を感じられないのです。参考にしたかもしれないけれど、参考にしなくてもあのデザインなら出来るのではないでしょうか。

ところで、ロシアでは、カードって何枚ですか。どんな遊びをするのだろう。
Масяさ〜ん、お友達とカード遊びをしますか。

コストダウン:
 Smena8Mにしても、コストダウンが目的で、あのような四角いデザインにしたのかどうかは分りませんよね。あのようなデザインにするとコストダウンに繋がるだろう、と言うだけです。けろけろ様ご指摘のように、コストダウンの要請だけから、Smena8Mのデザインが生まれることはないので、そこは、人間の意志が働いていますね。
 No.360に書いた、リベットの問題は、コストダウンを必ずしも十分に考えていたのではないのではないか、そんな気がするのです。考えが回らなかったのか、やる気がなかったのか、デザインを重視したのでコストダウンを止めたのか、技術上の問題(接着剤の問題など)なのか。
 ソ連時代、ノルマの達成は必要だったけれど、生産性向上の要求は、資本主義国よりもむしろ少なかったと思います。つまり、ノルマを達成すればよくて、日本の自動車メーカーのように「乾いたタオルをなお絞る」式の、生産性向上は求められなかったと思います。この点が、ブレジネフ時代の停滞に繋がってゆきます。日本は、カローシ(過労死)に繋がったのに。(ちょっと言い過ぎ。)
 Smena8Mは、どこかのんびりとして、コストダウンが不十分に見えます。Smena8Mを好きな人は多いようですが、こんなところに原因があるのではと想像しています。(私は、あのデザインがそれほど美しいとは思えないのですが。。。)
 ソ連のカメラって、「コストダウンを図ったか」といえば、不十分な気がするし、「高機能を目指したか」といえば、抜けが多いし、「デザインを重視したか」といえば、不十分で垢抜けしないし。そんな気がするのですが。
 でも、「それで、どこがいけないの?」。私がソ連カメラが好きな理由はここです。

>わたくしはこわくて開けていませんが、軍艦部をあけた方の記事を・・・
 それが良いです。あまり開けてはいけません。ネジがバカになると、閉まらなくなります。


勤務場所の彼岸花はまだ咲いています。盛りをだいぶ過ぎたけれど。


スメナ再び お名前: けろけろさん [2003/10/01] No.363
金井さま

詳細にご教示いただきありがとうございました。尊敬する金井さまご自身のご回答に感激しております。
今後もおじゃまでなければ、どうかよろしくお願い申し上げます。

子供のカードあつめよろしく単に他人が評判としている機械を買いあさるのでは大人の趣味としての深みにかけるようにも思われ、自分の頭で考え調べながらゆっくり楽しみたいと思っています。ともうしますか、大げさにいえばカメラを通じて産業史、さらには現代史、比較文化論(??)を学ぼうと思っているわけです。金井さまのHPはその目標の一つです。

スメナの5以降のグリップの出っ張りとレニングラードのとの連想についてはいかがなのでしょう?

スメナ8Mについては、金井さまもコストダウン説なのですね。他の方からは金型の製造の容易さが指摘されたことがございました。

8Mの材質ですが、よくわかりませんが、ポリスチレンあたりのように思われます。それまでのモデルはベークライトだったのでしょうか?そうだとすると、ベークライトが次第に入手困難になって、材質を変更したために新たな金型が必要になったということはあるでしょう。ベークライトは熱硬化性、金型は転用できないということだろうと思います。

なお、ポリスチレン(塩化ビニールも)は現在の日本でも適当な接着剤がなく(ただしアロンαなら別かも)、電磁溶融あたりが可能かも知れませんが、精度に問題があります。それゆえネジないしピンどめが使用されたのでしょうが、ねじ山がすぐにダメになるのは、ポリスチレンの特徴から来ているのではないかと思います。裏蓋の留め具が別部品なのは、初めての熱可塑性樹脂を採用したデザイナーが耐久性をを心配して、交換できるような配慮だったのかも知れませんし、単にそういった一体型の金型を作るよりは後付の方が楽だったからかもしれません。

その際に、外装のデザインも一新するということになったと思われます。ビスでの締め付けの必要性も外装の決定要素だったといえますが、細かいディテールまでも、この弁当型でなければならなかったわけではないように思われるのです。

ご指摘は、「外装デザイン=市場での人気」をソ連では意識する必要はなかったのではないかということかと存じますが、美しいものを作りたい、ないしは作ったものを美しくしたいというのは、人類共通の願望で、ソ連の体制下でもその気持ちは変わらなかったと思います。もっとも8Mに美を感じるかどうかはまさに趣味の問題で、あまり多くのご賛同をえていないのは残念なところです。

ソ連の体制下のノルマによる拘束と、資本主義社会での利益追求・人事考課による統制とで本質的に変わるところはなかったというのは、金井さまも他の箇所でご指摘になられておられるところで、そういった制約下で、実際にものをつくった人たちの、苦悩と喜びをこのカメラを通して共感することができるように思うのです。

スメナは、基本設計は終始変わらなかったのですが、時代は変わっていったのであって、当初の大衆カメラという位置づけは、むしろ学生や生徒がカメラを学び写真をとる喜びを与える、とてもすばらしい入門機に性格を変えていったのだと思います。

父親が自分の宝物であるレニングラードを壊されてはたいへんと、カメラに興味を示し始めた子供にスメナを買い与えたこともあったでしょう。ダーチャで、林間学校で、生徒たちがお互いふざけあいながらシャッターを押し、その現像ができあがるまでのどきどきした瞬間をこのカメラは与え続けたのだと想像します。あるいは、しばらく兵役にシベリアに赴く若者がガールフレンドの面影を写し取るその切ない瞬間をこのカメラは見守っていたのかも知れません。

社会主義国であっても、ものを作る人はそれを使う人を思いやらないはずはありません。スメナのになうべき役割を意識しつつ、若いユーザーというターゲットにふさわしいものとして、旧来の8から8Mが生まれた、それは1970年代の世界的なデザインの潮流とも無関係ではなかった、それが「影響」であれ、「模倣」であれ、です。バウハウスとの関係についても調べてみたいと思っています。バウハウスと黄金比はあまり結びつかない気がするものですから。

機能設計と外装のデザイン設計との関係はよくわかりません。ソ連で専門的な工業デザイナーというのがいたのかもしれませんし、機能設計者が外装も手がけたのかも知れません。ただ、わたくしはこわくて開けていませんが、軍艦部をあけた方の記事を拝見すると、中はすかすかで、縦横についてももうすこし詰める余地があったように思われます。実際、8Mは、8までのシリーズや19,35などよりも大きいわけです。このことが、寸法にこだわり、デザインを優先させた結果ではないかと思う根拠の一つです。コストならば、アルミ鋳物をわざわざ旋盤でひくようなあの鏡筒の豪華なつくりを説明できないようにも思います。

スメナ8Mも入門機であり大衆機であったわけで、開発とかデザインにそれほどの時間をかけたわけではないことは確かでしょう。そのことは認めます。しかし時間がかかっていないから、コストが安かったからといって、それに携わった人のアイデアやインスピレーションまでもが安直なものだったとは、わたくしにはとうてい思えないのです。それを以前、このカメラに漂う「ただならぬ気配」と書きました。天才の匂いといっても良いかも知れません。ミケランジェロの壁画はすばらしいですが、5分で書きなぐったデッサンの価値もそれに勝るとも劣らない彼の天性を示しているのです。それと同じなのではないかということなのです(けど、やっぱりちょっと過激な思いこみなんだろうなあ)。

ウェラのデザインないしデザイナーとの関係についてはなお調べているところですが、ロシア語が読めませんので、ロシア語のHPなどでご存じのことがありましたらご教示いただけると助かります。

なお、フード兼キャップというのは案外設計が難しい(あの形だとおそらくフードとしてはケられてしまいます。それを避けるためには裾野を大きくする必要があり今度は鏡筒の設計の制約になる)というだけのことかもしれません。ウェラ、スメナ5以外にこういった形のカメラが存在するのかも知りたいところです(存在しない、ことの証明は困難ですね。ただわたくしのこれまでの管見では他に知らないのです)。


ピッカピカのいちねんせい お名前: Масяさん [2003/10/01] No.362
Привет

カメラとは関係ない話ですが、ガールフレンドの一人、スヴェトラーナの一人息子アルチョム(チョムカ)の写真です。
ロシアもアメリカなどと同様に9月から新学期が始まります。チョムカも今年から一年生です。入学式の後か何かモスクワ国立大学のコンピュータ・リサーチセンター内でワレリーが撮ったものです。
私達のオフィスがあった部屋の前での撮影です。私、この部屋の鍵未だに持ってます。
撮られた場所だけに、スヴェトラーナに「モスクワ国立大学の一年生?」と聞いたら「いい冗談だ!」って。
ロシア(モスクワの一部に限ったコトかも知れませんが)では就学前から英語を習わせているようです。
スヴェトラーナにしても彼女にしてもモスクワ国立大学に入学するにあたっては相当勉強したのでしょうが、塾とか行ったのかなぁ...聞いてみよう。

ゆとり教育:
週休二日、成人の日や体育の日が1月、10月の第二月曜になりカリキュラムの構成が大変なようですね。土曜日に補習を行う学校もあるようですが、無ければ塾通い...塾に行かなければゲーム三昧?
息子は私学なので週休二日ではありません。祭日で潰れたその日をカリキュラムを他の曜日に実施したり、休日に登校して他の日を休日にしたりしてカリキュラムを消化しています。(それでも足りなかったかな?)
余裕が多少あるせいか、某漫画の地図に従って「聖地巡礼、秋葉原八十八ヶ所巡り」を高等部の先輩達と行こうかと話しているようです。

今日は都民の日、まだセミが鳴いている...

Пока
画 像 : img20031001124240.jpg-(14 KB)


訂正 お名前: 管理人(金井)さん [2003/10/01] No.361
No360でSmena5はレンズカバーであって、フードではないと書きましたが、私の手元にあるのがそうなのであって、フードになるものがあるかもしれない。
このあたり、良く分りません。


スメナ特にSmena8M お名前: 管理人(金井)さん [2003/10/01] No.360
けろけろ様 はじめまして、管理人の金井です。(「はじめまして」ではない気がしています。)

 Smenaに限らず、デザインの変遷は、私には良く分りません。Smenaラピッドは持っていないのですが、写真で見た感じは、似ているような似ていないような気がするのですが。
 カメラは、最初に「デザインありき」なのでしょうか。乗用車の開発では、デザインが最優先されて、デザインを実現するための設計をします。(だから、設計者はつらいのです。)家電製品だと、機能設計が最初だと思います。乗用車がデザイン優先なのは、販売を考えてのことです。ソ連の場合、売れるか売れないかは、あまり問題にしなかったのではないか、だとすると、デザイン優先ではなく、機能や生産性が優先されていたのではないか、と想像しているのですが、いかがでしょう。
 Smena5〜9は巻上げダイヤルの上に、灰色の板が庇のようにせり出しています。構造上弱いので、材質の選定や、板厚に制約が出てきます。設計側から見ると大きな欠点だと思います。なんでこんな形になったかと言えば、Smena4までは、巻上げダイヤルの上には何もなかったので、そのまま踏襲した、のだと思います。
 Smena8Mではこの部分が改良されて、箱型になって、下に着いています。しかし、それだけだと、成型時にそりが生じると、一部浮き上がってしまいます。そのため、端をビス止めしています。ビス止めするためには、そのスペースが必要なので、Smena9までの丸っこい意匠だと無理で、角型にする必要があります。
 そういうことで、Smena9までの構造上の問題をいちばん簡単に解決する方法は、角型にすることだったのではないかと、設計側の立場から想像できます。
 Smena8,9の巻き戻しダイヤルは、変なところについています。廉価カメラで、こんな設計はいけません。Smena6,7に安易に巻き戻し機能をつけるから、こんなことになるのです。Smena8Mでは、この点改良されています。この改良に伴って、上面の感じがだいぶ変わっています。ただし、フィルム感度表がなくなってしまいました。

 私の感じでは、Smena8MはSmena8,9の設計上の問題点を修正して、生産コストダウンを図ったように思えるのです。

 Smena8のレンズユニットとSmena8Mのレンズユニットをそっくり交換すると、問題なく使用可能なカメラになるのではないかと思っているのですが、やったことないので、良く分りません。そのうち、試みたいと思っています。Smena8のボディーにSmena8Mのレンズがついているところを想像すると、気持ち悪いでしょう。

 けろけろ様は、Smena5はWerraの影響を受けているとお書きです。Werraは良く知らないのですが、フードを逆付けしてレンズカバーのようになっているのではなかったかと思うのですが、違いますか。Smena5で、同じように見えるのは、レンズカバーであって、フードではありません。だから、撮影のとき邪魔です。なんで、フードにしなかったのか不思議でなりません。

 ところで、Smena8Mには、疑問点が2つあります。表面の化粧板をリベットで止めるようになっているでしょう。(これが止めていないものがあるのは困りものです。)なんで、こんなことをしたのだろう。接着のほうがコストダウンになるのに。
 それから、すべてのSmena8Mではないかもしれないけれど、裏ふた開閉のときに、パチンと止めるためのプラスチック板が、ビス止めになっています。なんで、一体成型にしなかったのだろう。強度の問題で、異なった種類の樹脂を使っているのかもしれないのですが、それなら、構造を少し変更して、はめ込みか接着にしたほうが、コストダウンになったと思います。
 Smena35では、これらの問題がすべて解決されています。だから、Smena8Mのほうが人気があるんですよね。


スメナ お名前: けろけろさん [2003/09/30] No.359
金井さま

いつも楽しく拝見しております。こういったデーターベース的要素を兼ね備えたHPを作られるのは大変だと思いますが、本当に役に立ちます。

ところで、わたくしは、スメナ8Mを愛してやまない者です。しかもあのデザインがたまらないのです。スメナ8Mの黄金比について鈴木商店のBBSに長々と書いたところ、ついに水を差されてしまいました。

今回のスメナの変遷で、本当によくわかりました。オールドスタイルの元であるとされるアドルフヒトラーをHPで探しているのですがまた見つかりません。それよりも日本あたりのトイカメラにも同様のデザインがあったような・・。つまり結構普通のデザインだと言うことで、あまり何の模倣というレベルではないような気がするのですけど。

ニュースタイルの方は、同じくLOMO社の最高機種レニングラードにグリップが似せてあると思うのです。全体的にはたとえばコダックのカラースナップというのに似てなくもなく、ある意味では、同じ両大国が入門カメラを意識していたのかもしれません。

オールドとニューの境界にある「5」は特殊とされますが、これが明らかに東のカールツアイスイエナの、ヴェラの影響を受けていることが明らかです。このヴェラに似せんだために鏡筒のデザインも変更されたわけです。そして、ヴェラは、まさに黄金比率をボディーの縦横比だけでなく、レンズの配置にまで及ぼしたカメラとして知られています。

そして8Mですが、これはやっぱりアグファのラピードからきているのでしょうか?少なくとも同時期に、ラピッドシステムのコンソーシアムの場で、プロトタイプが示され、各社がそれに従って作った、そのプロトタイプ作成には、ロモ社からもデザイナーがでていた、と思いたいのですけど。ちなみにコンソーシアムに入った日本のフジラピードも形はそっくりなわけです。ヴェラと8Mは黄金比というだけでなく実際の寸法も縦横は一緒です。ロモのデザイナーが東のツアイスに研修に行っていた、ないしは、東の大学に留学していて影響を受けた、ということもあるのかもしれません。ヴェラはファインダーはおそらくライカ・コンタックスを遙かに凌ぐ史上最高のものだとおもいますが、デザイン的には成功したとはいえません。これにたいして8Mはバウハウス的な美しさに満ちていると思うのです。

さらに、8Mの軍艦部の上すぼまりは、ルピテル166に似ていて、同じデザイナーであるか、ないしは先輩デザイナーへのオマージュだというのがわたくしの想像です。ロシアのカメラではデザイナー名が明らかな場合があるのでいつか確かめたいと思っています。

なお、8と8Mは鏡筒が交換できるとのことですが、フランジバックが一緒と言うことでしょうか?鏡筒の材質は、写真で見る限り、オールドまでは鉄板で、ニューがアルミなのでしょうか?シャッターメカもそのまま使えるのでしょうか?
8と8Mが一緒なら、5以降も同じように見えるのは間違っていますか?

レンズの味など個体差や経年変化もあるわけですが、コーティングを含め写し比べを載せていただけると幸いです(内面反射についても、できれば)。7以前のもダブルマガジンで利用可能だと思いますのでよろしくお願いします。


イチョウの実が落ちています お名前: 管理人(金井)さん [2003/09/30] No.358
イチョウの実が落ちています。秋も深まってきました。

 新聞によると、長崎犯罪少年の自立支援施設へ送致が決まったそうです。重度の非行少年の場合、さいたま市にある施設に入所するそうです。(医療行為が必要な少年や、少年が女子の場合は別の施設です。)この施設は、東北道浦和料金所の少し手前にあります。国道122号を北上すると、左側に見えます。外から見た感じでは、春は桜が綺麗な、広々としていて、高い塀がなければ、気持ち良い場所です。
 そのうち、機会があったら、入口付近の写真でも撮りに行こうと思っています。

 この事件では、犯罪少年の住所・氏名・学校名・顔写真が、2ちゃんねるなどに掲載されて問題になりました。法務省の削除要請に対して、2ちゃんねる側は、ほとんど無視していました。2ちゃんねる主催者としては、民事上の損害賠償を払っても、反社会的掲示を続けたほうが利益に繋がると言う判断なのだろうけれど。
 少年犯罪における実名報道の是非の問題は別として、2ちゃんねるのように、反社会的掲示を続け、他人の利益を侵害して、それで金儲けをする、こんな商売は嫌ですね。
 ところで、私の会社のPCの設定だと、2ちゃんねるに投稿できないのです。ファイヤーウオールなのかJavaScriptの設定なのか知らないけれど。2ちゃんねるは、投稿者や閲覧者の情報を収集してますよね、きっと。閲覧はセキュリティーレベルを甘くするとできると思うけれど、現在の設定だと、閲覧も出来ない。


運動会:
 日曜日は、近所の小学校の運動会でした。組み体操もあったけれど、以前に比べ、練習量が少ないように感じました。踊りのようなものも、昨年までのほうが、たくさん練習しているようでした。昨年までは、ほとんどの子が上手かったけれど、今年は、上手い子と下手な子がいました。
 学校週休二日制・ゆとり教育で、義務教育も変わるのでしょうね。学校外の教育が盛んになって、これはこれで、良いと思う。ソ連では学校以外での教育は、結構盛んだったと記憶しているのですが、今はどうですか。
 

 ロシアともカメラとも、ほとんど関係のない内容になってしまった。


試写できず! お名前: Масяさん [2003/09/29] No.357
Привет

土曜日は、山梨の昇仙峡に行って来ました。私としてはメインのつもりでいましたが、家内が近所のスーパーのポイントカードの懸賞で当てたものについて行ったので他の観光もありました。
カメラは天候が良くて全て屋外と思ってЗоркий-1にスコパー25mmを。純正のファインダーを装着するとシャッタースピードの変更でいちいちファインダーを外さなくてはならないのでターレットファインダーを取り付けて28mmで見ていました。Юпитеор9も持って行きましたが結局使いませんでした。
最後にぶどう狩に行ったのですが、天候が悪くなったのでストロボが必要でした。2Cにすれば良かったです。
日曜は好天にも関わらず前日の疲労で家に...昇仙峡では殆ど縦位置で撮っていたので6×9にしてМоскваも持って行けば良かったと...
当然、紅葉はまだまだです。
こんなんだから、Зоркий-6に続いて撮りきっていないフィルムがカメラに...思い出したらLC-Aにもモノクロが入ったまま...息子のペンタSFXにも入ったまま...
6には1600、SFXには400...当分使う機会がなさそう。

СМЕНА:
纏めて頂けると変遷がよくわかりますね。仰る通りСМЕНАは庶民のカメラであったと在日ロシア人の友人(Москва5を持ってきてくれた)が言ってました。
でもLC-Aを持っていてもЛОМОの製品って好きじゃないんですぅ...

運動会:
土曜日に近くの小学校(って母校じゃないの!)で運動会があったようでした。(最近では開催を知らせる花火は打ち上げないのかな?)
先日の中学校での体育祭にあったのかなぁ...組体操(私の在学中にはありました)。かなりの練習を必要とします。
夏休み明け2週間で体育祭...完全週休二日だから早朝や放課後に練習(それから塾?)、場合によっては夏休み中から、あるいは土日も練習かな?学校としても早く終わってしまわないと受験に影響する?
今の子供達って大変ですねぇ。

間違い:
半蔵門濠ではなく半蔵濠でした。

Пока


Smena お名前: 管理人(金井)さん [2003/09/29] No.356
管理人の金井です。

Smenaいろいろ:
 スメナ初代〜スメナ9までをまとめてみました。
http://cccpcamera.myhome.cx/RussianCamera/Compact/SmenaAll/index.htm
 概略で言うと、1950年代はスメナ初代〜スメナ4までのオールドスタイル、1960年代はスメナ5〜スメナ9のニュースタイルです。1970年代になると、ブリック形状のスメナ8Mになります。
 スメナシリーズこそ、庶民カメラだったわけです。ですよね。

 今回は、スメナ初代〜スメナ9までのまとめですが、そのうち、Smena8とSmena8Mの比較、Smena8MとSmenaSymbolの比較をしてみます。Smena8MとSmenaSymbolは一見すると似ていますが、よく見ると、あまり似ていません。

 Smena8とSmena8Mを比べると、やはりものすごく似ています。大きな改良点は2つあります。一つは、フィルム巻き戻しダイヤルをフィルムの軸上に持ってきて、メカニズムを簡単にしていること。もう一つは、レンズ部をアルミニウム化していることです。フィルム巻き戻しダイヤル位置の移動にともなって、ファインダーの位置、アクセサリーシューの位置が移動しています。さらに、フィルムカウンターの形状も変っています。
 それ以外は、シャッターボタンの位置、レンズユニット留めねじの位置、スプロケットの位置など、同一です。やったこと無いのですが、Smena8とSmena8Mのレンズユニットは交換可能だと思います。
 Smena8Mに意匠を変更したことにより、生産性が向上した事は明らかです。

運動会:
 運動会シーズンのようで、日曜日は近所の小学校の運動会でした。写真屋さんが使っていたカメラはEOSデジタル。プロもデジタルカメラを使う時代になったようです。
 小中学校で週休2日になって、授業時間が短縮されたためなのか、運動会の出し物が練習が少なくてよいものになっているように感じました。今後、日本人はマスゲームは苦手になる。お隣の国ではないのだから、別に何も困らないけど。
 私は、Zenit km + APO TELEZENITAR-K 300mm で、ぶらぶらしていました。


うぁぁ! お名前: Масяさん [2003/09/26] No.355
昨夜、帰宅途中にビ○クカメラに寄って止めネジアダプターとフィルム(センチュリア)を買ってきました。準備オーケーといきたいのですが...
蛇腹は大丈夫なようですが、相変わらずシャッターの戻りが不安定です。うわーっ日曜に撮れるかなぁ...

私のオフィスがあるビルの隣のホテルにバスツアーがよく昼食をとりに来るのですが、バスにヒガンバナ観賞の文字が見えたのですがどこだったかなぁ?まっいいか!
モスクワにも彼岸花の写真を送りましたが、向こうに無さそうな花なのですが騒ぎません。十月桜は人気ありました。

今朝は北海道での地震のニュースで起こされ、オレグ達に地震が発生した時の注意事項を言ってなかったので簡単に訳してメールで送りました。(今まで何してたんじゃい!)
モスクワでは地震がないようでお姉ちゃんのアンナは地震の話をするのも嫌なくらい恐ろしいと思っています。
そう言えばこのビルで避難訓練って...どうだったかなぁ...参加しなかっただけかなぁ...

では、良い週末を!


今週は1週間が早い気がしています お名前: 管理人(金井)さん [2003/09/26] No.354
お久しぶりです。
 hirob_pさま、お久しぶりです。お忙しそうですね。不景気な世の中、仕事は忙しいほうが幸せですが、でも、やはり大変ですね。今後ともよろしくお願いします。機会があったら、お会いしたいと思います。

モスクワ5の評価:
 カメラやレンズの好き嫌いの評価は、人によって違って当然ですが、収差の大小となると、ちょっと不思議な気がします。
 収差のうち、像面湾曲が大きいレンズは人により評価が異なります。歪曲は気になる人と、気にならない人がいると思います。でも、コマ収差と非点収差は、たいていの人が嫌う収差ではないかなー。
 Масяさんの評価は如何に。(ズシン、ズシン)

 ところで、蛇腹カメラって、蛇腹が傷んでいることがあると思います。大丈夫ですか。私のモスクワ1は、かなり怪しい。

彼岸花:
 勤務場所に咲いている彼岸花は、ほとんど散ってしまいました。


ズシンっと来ますね お名前: Масяさん [2003/09/25] No.353
Привет

昨夜、家でМоскваをチェックしていたらセルフタイマー用のボタンが無くなっていてやや不調、使わないから良いのですが、スローシャッターで切った後シャッターの戻りが悪いときがある。
今のところこれぐらい分かっています。値段は聞いていませんが店のHPでの最低価格500ルーブルだと思います。私の場合、私に対するディスカウントに兄(ワレリー)としての家族割で更に...そんなことはないでしょう。
何か結果が期待されているようで...ズシンっと来ますね。テストは早くて日曜かな?
土曜のバス旅行(殆ど遠足気分)はЗоркий-1か2Сにスコパー25mm/Юпитер9と考えています。

彼岸花:
私もあまりいいイメージがありません。だから比較的近い、色が鮮やかであっても迷います。とりあえず行けたら日曜にテストを兼ねて半蔵門濠の彼岸花を撮りに行ってみようかと思います。それでコト足りてしまえばそれでよし、ダメなら翌週(10月の第一週でも大丈夫だと思っています)に巾着田へ。
コスモスはまだ大丈夫そうですが、そろそろ秋薔薇も注意しなくては!

CD:
文化祭で息子のクラスは劇を披露したのですが、BGM2曲を急遽WEBからダウンロードしたという(2曲とも持っている「ちょんまげ天国」に入っているじゃんよぉ)ので、体育祭(中等部が3学年揃い、高等部からやっと独立して開催されます)で慌てないように時間のある時に編集しています。実際に使われなくても昼休みに聞こうと考えています。
さすがに、プガチョーワやスハノフ(ロシア人じゃないかぎり知らないって)、アクアリウム、ヴィソーツキーなんて使えませんので避けています。でもBGM集ってアニメや映画、ドラマのサントラ版から編集...

熱田神宮:
20年前大学でロシア語を受講していた3人でソ連をツアーで訪れたのですが、その内の一人が岐阜のある神社の宮司の娘で、申し込みの頃春休みで東京に遊びに来ていた妹が熱田神宮名物(?)のあられ(?おかき?おせんべい?)を持ってきました。
味はともかく、ものすごく硬かったのを覚えています。今でしたら噛み割る自信はありません。

香嵐渓:
豊田市からバスで1時間の足助(あすけ)町という所です。

http://www.mirai.ne.jp/~asuke/
http://sv-cam.town.asuke.aichi.jp/camera/b14/b14_3.htm

Webカメラで様子が見られるようなので、紅葉が見頃になったらモスクワのみんなに教えてあげよう。
昨日、ワレリーにМосква-5を受け取ったコトを伝えたら、いつモスクワに帰ってくるのか?って...

Пока


お名前: hirob_pさん [2003/09/25] No.352
こんにちは。中京地区のものですが、最近余りに忙しく書き込み出来ません。昨晩も朝3時帰宅で頭もだいぶ惚けてきました。いつまで続くのだろう…。

モスクワ5いいなぁ〜。モスクワ5の描写については中村さん(ハラショウーの)も対象的とまでは行かなくとも比較的金井さんと似た印象をHPで写真と共に掲載されていたと思います。私はこれを拝見して欲しいなぁと思っいました。そこで中村さんは「被写界深度の深い(と表現するのかな?)のレンズはカリカリ描写じゃないと思う」というような記載があったと思います。それを読んで私は「確かに!」と思いました。私のスプリングでも645のテッサーではカリカリ気味の描写もありますが、69ではずっと柔らかく感じます。光学を知らないので根拠は無いですが…。

だいぶ前ですが、金井さんが熱田神宮へ来られたと書き込まれていました。私は殆ど毎日そこで昼飯を食っています。知っていればすっとんで職場からでていきましたのに…残念。

ではまた暫く失礼します。


昨日は大雨でした お名前: 管理人(金井)さん [2003/09/25] No.351
昨日はホームページ停止でご迷惑をおかけしました。管理人の金井です。

最近、名古屋方面に出張が多くて、昨日も豊田市に行ってきました。お昼に大雨。”台風でも来ているのか”と思いました。

ヒガンバナ:
 通勤途中に咲いている彼岸花は、だいぶ散ってしまいました。赤が綺麗な花ですね。少年のときは死をイメージするところがあって、怖くて嫌いな花でした。花を見たときの美意識って年によって違ってきますね。
 巾着田は今月いっぱいが見頃のようです。
 
CD:
 最近、「ロシアンぴろしき」でロシア流行歌のCDを購入しました。昼休みに聴く音楽は、しばらくの間ロシア流行歌。

MOSKVA-5:
 私は持っていないので、撮影したら結果を教えてください。
 ゾルキ内田氏の掲示板に、「周辺部の結像がかなり甘いレンズ」「逆光にも大変弱い…迷光のようなものが出る」と書かれているので、ちょっと疑問に思っています。私の持っているモスクワ4の描写は、昔使っていたマミヤの6×4.5の蛇腹カメラに比べて、”周辺部の結像が甘い”と感じたことは無いし、わざと変な状況で撮らない限り、”迷光のようなも”は出ないのです。整備不良個体の特徴を言っているだけなのか、モスクワ4と5が違うのか、そのあたり疑問があります。
 誤解の無いように言いますが、現在愛用している赤線入りEOSレンズと比べたら、モスクワ4のレンズは収差が大きく、逆光に弱いレンズです。

 この時代のレンズは黄色っぽく色が付くものが多いですね。もともと、カラー撮影を考えて作成されたレンズではないので、色が変でも仕方ないですが。さらに、経年劣化かもしれないし。
 最近のプラスチックレンズは40年後には、どのような発色をするのだろう。日本ゼオン(株)の技術者に、一度聞いてみたいと思っているのですが、まだその機会がありません。



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