ISKRA


 ISKRAはKMZで1960年から63年に4万台弱製造された中判(6×6判)のスプリングカメラである。同じようなカメラにISKRA-2があるが、こちらの方がめずらしい。なお、ISKRAとはSparkの意味だそうです。ソ連のカメラでスプリングカメラは少ない。
 
 ISKRAは結構故障しやすいカメラかもしれない。私の持っているISKRAには赤窓が無いので、巻上げが不良になったら、それでおしまいである。

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撮影例:ためし撮りしたものです。画像をクリックすると拡大します。
撮影例:川口錫杖寺にて、ためし撮りしたものです。

 Lubitelシリーズに比べて、ずっとくっきりした描写である。6×6の威力を発揮している。


 レンジファインダーがずれていたので、調整した。アクセサリーシュー横にある、めくらネジをはずして、中に見えるネジを回せばよいのだろうと思った。やってみると、2重像が斜めに動いて、調整できない。仕方ないので、天板をはずして(簡単にはずせる)、図の赤矢印のネジを緩めて、ミラーの角度を調整し、さらに、青矢印のネジで調整した。この青矢印のネジは、アクセサリーシュウ横にあるめくらネジをはずして、中に見えるネジである。前にも触れたように、この、青矢印ネジを回すと、2重像が斜めに動くので、赤矢印ネジで支えているミラー角度との兼ね合いで、正しい位置に調整できるが結構難しい。



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