FOTOKOR
FOTOKORは1930年から1940年にレニングラードのGOMZ(国立光学機械工場ーLOMOの前身)で作られた、戦前ソ連製カメラの中で、もっともポピュラーなカメラです。
9×12cmの写真乾板を使用します。(1939年以降に作られたFOTOKOR-3は6.5×9cmの乾板使用)
FOTOKORは以下のタイプに分けられる。
FOTOKOR 1-A:Compurシャッター B,T,1-1/200s
FOTOKOR 1-B:Varioシャッター B,T,1/25-1/100s
FOTOKOR 1-C:GOMZシャッター K,D,1/25-1/100s
FOTOKOR 2:TEMPシャッター(Compurタイプ) K,D,1/25-1/200s
FOTKOR 3:6.5×9cmの写真乾板使用。シャッターはGOMZとTEMPがある。
レンズはアナスチグマットのOrtagoz 4.5/13.5cmかテッサータイプのIndustar-2
4.5/13.5cmがある。ただし、FOTOKOR 3のレンズはIndustar-7 3.5/10.5cm。
実際には、FOROKOR 1-CにOrtagozレンズが付いたものが圧倒的に多い。
FOTOKORのケース この中に、カメラ本体と写真乾板ケースが数枚入ります |
写真乾板のケース。鉄製。GOMZのマークとLENINGRADの文字。 |
レンズをしまったところ |
裏から見たところ | 裏から見たところ。裏ふたを開けて、ガラス板に写った像を見ながらピントを合わせます。 |