M42マウント1眼レフカメラZenitTTLおよびレンズHelios-44M
M42マウントZENIT最初のTTL機です。このカメラは、77年から85年にかけて製造されています。ここに示すものは、モスクワオリンピックを記念して製造されたものです。
説明
マウント:M42マウント
シャッター:メカニカルタイプ横走布幕フォーカルプレーンシャッター
シャッター速度:B,1/30,1/60,1/125,1/250,1/500
シャッターダイヤル:1軸不回転
ファインダー:アイレベルファインダー
ピント合わせ:マイクロプリズム、すりガラス面併用による実像合致方式
ファインダー倍率:約0.9倍
ファインダー視野率:80%程度(横方向)
露出計:TTL絞込み測光(だと思う)
フィルム感度:ISO16〜500
フィルム装填:蝶番による裏蓋開閉式
フィルムカウンター:順算式
シンクロ接点:X-接点(1/30で同調)
セルフタイマー:機械式、動作時間約9秒
付属レンズ:MC Helios-44M(58mm F2.0) (フィルター径52mm)
使用電池:LR−9かMR−9(らしい) (LR−9はVARTA社の物が販売されている)
サイズ:140×95×53mm(ボディーのみ)
サイズ:140×95×93mm(付属レンズ付)
質量:0.68kg(ボディーのみ)
質量:0.98kg(付属レンズ付)
カメラ番号:79249235
製造年:79年
製造:KMZ(クラスノゴルスク機械工場)
シャッター速度は1/30〜1/500しかなく、絞り選択の自由度がかなり阻害されます。
付属レンズ MC Helios-44M(58mm F2.0) の説明
マウント:M42マウント
F値:F2.0
絞り:F2,2.8,4.5.6,8,11,16
絞り羽根数:8枚
フィルター径:52mm(ねじ込み式)
絞り形式:自動絞り(自動、手動切り替え可)
最短撮影距離:0.55m
レンズ番号:8038621
サイズ:長さ53mm×最大径63mm
質量:0.30kg
製造:KMZ(クラスノゴルスク機械工場)
製造年:80年
レンズを後から見ると、F5.6までは口径食の影響が見られるように思います。でも、実際に撮影すると、口径食特有の楕円ボケは決して大きくありません。口径食で楕円になる影響と、収差で放射状に伸びる影響が打ち消しあっているようです。(撮影例3の写真をご覧下さい。)
レンズは、F8.0まで絞ると口径食も周辺部の収差もなくなるようです。中心部は絞り解放から結構シャープです。
付属品
カメラケース:黒色皮革製
中古品を購入したので、オリジナルな付属品は不明。
撮影例1(漫然と花や風景を撮りました。)(ボディーはZenitTTL,Zenit122使用)
撮影例2(漫然と絵画や銅像を撮りました。)(ボディーはZenitTTL,Zenit122使用)
撮影例3(花を撮ってみました。)(ボディーはZenit122使用)
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