Kマウント1眼レフカメラ ZENIT-km
付属レンズ MC ZENITAR-K2(50mm F2.0)
ZENIT-kmは2002年に現れた一眼レフカメラで、ある程度の自動化がなされているのですが、20年以上時代遅れな感じがします。AFはありません。
シャッターは薄いプラスチック板で出来ているので、耐久力は無いと思います。フィルムの自動巻上げ部分も故障しやすいような感じがする。ボディーの材質も安物のプラスチック(ABSでしょうか)で壊れやすいと思う。また、DXコードを読んで感度を自動設定するようになっているが、一体いくらと認識したのかが分からないので、使っている上で不安である。さらに、絞り優先AEを使用したときのシャッター速度もわからない。と、いうわけで、プロやハイアマチュアの使用には耐えられるものではない。
現在、新型マニュアルフォーカス一眼レフカメラを出すメーカーが世界にどれだけあるでしょうか。そう考えると、大変貴重で評価できるカメラなのですが、いろいろと問題がありそうなので、よほど好きな人でない限り購入しない方が良いと思います。
説明
マウント:ペンタックスKマウント
シャッター:電気式縦走行プラスチック幕フォーカルプレーンシャッター
シャッター速度:B,1〜1/2000
シャッターダイヤル:1軸回転
ファインダー:アイレベルファインダー
ピント合わせ:水平スプリットイメージプリズム、マイクロプリズム、すりガラス面併用による実像合致方式
ファインダー倍率:約0.8倍
露出:TTL開放測光、絞り優先AEモード、マニュアルモード
フィルム感度:ISO25〜6400
フィルム装填:蝶番による裏蓋開閉式
フィルムカウンター:順算式(自動復帰機能付)LEDによる表示
フィルム巻上げ:自動巻き上げ
シンクロ接点:X-接点(1/125で同調)
付属レンズ:MC ZENITAR-K2(50mm F2.0) (フィルター径46mm)
使用電池:単三電池4本
サイズ:L158×H98×D68mm(ボディーのみ、Dはグリップ部)
サイズ:L158×H98×D91mm(付属レンズ付)
質量:0.56kg(レンズなし、電池あり)
質量:0.75kg(付属レンズ付、電池あり)
カメラ番号:02002519
出荷:2002年7月
製造:KMZ(クラスノゴルスク機械工場)
フィルムカウンターはLEDによるインディケーター表示。日本でも20年前の電卓はこういった表示でしたが今はみんな液晶表示になってしまった。
シャッターダイヤルをAにすると絞り優先AEになり、この場合「手ぶれ警告」と「露出オーバー警告」がファインダーに現れる。
フィルムは自動巻上げです。ガチョンガチョンとかなり大きい音がする。フィルムのコマ間隔は一定しており問題になる事は無い。
付属品
布製のケース、ストラップ、レンズキャップ(フロント)、マニュアル(ロシア語のみ)
付属のケース(左)と元箱(右)
ZENIT-kmの付属レンズ MC ZENITAR-K2(50mm F2.0) の説明
マウント:ペンタックスKマウント
F値:F2.0
絞り:F2,2.8,4.5.6,8,11,16
絞り羽根数:6枚
フィルター径:46mm(ねじ込み式)
絞り形式:自動絞り
最短撮影距離:0.35m
レンズ番号:なし
サイズ:長さ43mm×最大径65mm
質量:0.19kg
製造:KMZ(クラスノゴルスク機械工場)
製造年:不明であるが、ボディーと同じ2002年と推定。
撮影例1:F8に固定してシャッター速度は自動設定で撮りました。ISO200のネガカラー使用。
撮影例2:F8に固定してシャッター速度は自動設定で撮りました。ISO200のネガカラー使用。
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