M42マウント1眼レフカメラ ZENIT-19
付属レンズ ZENITAR-M 50mmF1.7
M42マウントのZENITは、たいてい横走布幕シャッターであるが、Zenit-19は珍しく、縦走金属シャッターである。
Zenit-19は1979年〜87年ごろ12万台あまり製造されている。製造期間が長いわりには、製造数が少ない機種で、実際に市場で見かけることも多くは無い。縦走金属シャッターのM42マウントカメラが、なぜ少ないのか理解に苦しむところである。
2001年現在製造されているM42マウントのZENITは、すべて、横走布幕シャッターで、シャッター速度も、1/30〜1/500と不満な数値であるが、Zenit-19のシャッター速度は1/1〜1/1000と、実用上ほぼ満足の行くものである。なぜ、ZENIT-19の後継機種を作らないのだろうか。
ZENIT-19の説明
マウント:M42マウント
シャッター:縦走金属幕フォーカルプレーンシャッター(電気シャッター)
シャッター速度:B,1〜1/1000(シンクロ時は1/60)
シャッター速度設定:B,1,2,4,8,15,30,60,125,250,500,1000
ファインダー:アイレベルファインダー
ピント合わせ:マイクロプリズム、すりガラス面併用による実像合致方式
ファインダー視野率:0.9倍程度
露出計:TTL絞込み測光。(ファインダー内、指針による露光オーバー、アンダー表示)
フィルム感度:ISO16〜500(ISOではなくGOSTかもしれない)
フィルム装填:蝶番による裏蓋開閉式
フィルムカウンター:順算式(自動復帰機能付)
シンクロ接点:X-接点(1/60で同調)(ホットシュー、ケーブルストロボ使用可)
セルフタイマー:あり
付属レンズ:MC ZENITR-M(50mm F1.7) (フィルター径52mm)
使用電池:AG13(ボタン電池)2個使用
サイズ:139×105×50mm(ボディーのみ)
カメラ番号:79******
製造:79年
製造:KMZ(クラスノゴルスク機械工場)
M42マウントのため、絞り込み測光です。これは、セルフタイマーレバー下のボタンを押すことにより行います。同時に、被写界深度の確認ができます。
電池はAG13を使っていますが、LR44とたぶん同じ物です。(単に呼び名が違うだけ。)
付属レンズ ZENITAR-M(50mm F1.7) の説明
マウント:M42マウント
F値:F1.7
絞り:F1.7、2、,2.8、,4、5.6,8、11、,16
絞り羽根数:6枚
フィルター径:52mm(ねじ込み式)
絞り形式:自動絞り
最短撮影距離:0.45m
レンズ番号:79******
製造:KMZ(クラスノゴルスク機械工場)
製造年:79年と推定される。
付属品
カメラケース:黒色ビニール製。内側は青色ビロード布。
中古品を入手したので、付属品の詳細は不明。
撮影例:黒姫高原、飯綱高原(長野)の春
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