M42マウント1眼レフカメラ ZENIT-122, ZENIT-312M
およびレンズ ZENITAR-M2S
Zenit-122について
M42マウントZENITの比較的新しいバージョンです。Zenit-122の付属レンズは最近までは、HELIOS-44M-7だったのですが、今回購入したものはZENITAR-M2Sになっていました。ボディー外装はプラスチック(ABS)製です。しかし、中身はアルミダイキャストにつや消し塗装したものです。
ところで、このカメラにあるTTL露光機構は、開放測光では有りません。M42マウントだから当たり前なのですが。シャッターを押すと、だんだんと絞り込まれて行き、それと共に露出計はオーバー表示からアンダー表示へと移って行きます。このため、きちんと半押ししないと正しい露光が得られません。
Zenit-312Mについて
1999年頃現れた最新式のZenitです。しかし、外装の格好以外はZenit-122と違うところが無い。中身はたぶん同じものと思います。K-マウントのカメラにZenit-212Kと言うのがありますが、格好は良く似ています。
現在、M42マウント1眼レフカメラの新品は、この「ZENIT-122」「Zenit-312m」のほか「ZENIT-12XP」、最新バージョンの「ZENIT-412DX」の4機種が有ります。(現在製造中のM42マウントカメラはZENITのみです。)
ZENIT-122の説明
マウント:M42マウント
シャッター:メカニカルタイプ横走布幕フォーカルプレーンシャッター
シャッター速度:B,1/30,1/60,1/125,1/250,1/500
シャッターダイヤル:1軸不回転
ファインダー:アイレベルファインダー
ピント合わせ:水平スプリットイメージプリズム、マイクロプリズム、すりガラス面併用による実像合致方式
ファインダー倍率:約0.8倍
露出計:TTL絞込み測光、3点LED表示による定点合致方式
フィルム感度:ISO25〜500
フィルム装填:蝶番による裏蓋開閉式
フィルムカウンター:順算式(自動復帰機能付)
シンクロ接点:X-接点(1/30で同調)
セルフタイマー:機械式、動作時間約9秒
付属レンズ:MC ZENITAR-M2S(50mm F2.0) (フィルター径46mm)
使用電池:SR43(1.5V)×2 (LR43でも良い。SR44、LR44も使える。)
サイズ:142×97×49mm(ボディーのみ)
サイズ:142×97×99mm(付属レンズ付)
質量:0.53kg(付属レンズ付)
質量:0.67kg(付属レンズ付)
カメラ番号:99032740
出荷:99年11月22日
製造:KMZ(クラスノゴルスク機械工場)
シャッター速度は1/30〜1/500しかなく、絞り選択の自由度がかなり阻害されます。ゾルキー4ですら、すでに1秒から1/1000秒まであるのに、なんでZENIT122には低速、高速が無いのでしょう。
フィルム感度が最高500というのも時代遅れな感じがします。
ZENIT-122の付属レンズ MC ZENITAR-M2S(50mm F2.0) の説明
マウント:M42マウント
F値:F2.0
絞り:F2,2.8,4.5.6,8,11,16
絞り羽根数:6枚
フィルター径:46mm(ねじ込み式)
絞り形式:自動絞り
最短撮影距離:0.35m
レンズ番号:なし
サイズ:長さ43mm×最大径65mm
質量:0.14kg
製造:KMZ(クラスノゴルスク機械工場)
製造年:不明であるが、ボディーと同じ99年と推定される。
ZENIT-122の付属品
カメラケース:黒色布製のものです。
ストラップ:
ステップアップリング:46mm --> 52mm
使用説明書:英語、ロシア語 各1。
レンズフロントキャップ:レンズリアキャップ、ボディーキャップは有りません。
アクセサリーシューの蓋:
なお、電池は付属しておりませんでした。
ZENITの文字のあるストラップが付属していました。
マニュアルは2冊あり、一方は英語、他方はロシア語です。
Zenit-312mの説明
大きさ以外Zenit-122と違いが無い。
付属レンズ:Zenit-122と同じ、MC ZENITAR-M2Sである。
付属品:Zenit-122と違いが無い。ただし、マニュアルはZenit-312m用の英文のみであった。
ZENIT-122マニュアル
ZENIT-122の使用説明 ZENIT-312mも同じです。
以下は、Zenit-122にMC ZENITAR-M2Sを付けて撮影したものである。
撮影例1(花を撮ってみました。)
撮影例2(ただ、漫然と撮りました。)
CameraのTopへ | LensのTopへ |