M42マウント1眼レフカメラZenit11



 Zenit-11は、日本ではあまり知られていないかもしれませんが、実際には100万台以上と、かなりたくさん製造されており、有名ななモデルです。シャッター速度ダイヤルは一軸非回転になっていますが、測光はセレンメーターの連動しない露出計です。

 Zenit-11は1981年から1990年ごろまで製造されています。この時代のカメラであるにもかかわらず、セレン式の露出計です。Zenit-11が現れるよりも前の1977年には、TTL方式のZenit-TTLが現れているのに、何でこんな旧式の露出計なのか首を傾げたくもなるのですが、実際に使ってみると、TTLよりもこのほうが使いやすく便利な事もあって、Zenit-11にも充分な理由があって作られたのかとも思えます。
 しかし、Zenit-11の後継機種であるZenit-12はTTL測光方式になっているので、Zenit-11はZenitシリーズの中で、最後の外部露出計搭載カメラという事になります。
 また、Zenit-11のアクセサリーシューはホットシューになっています。



説明
  マウント:M42マウント
  シャッター:メカニカルタイプ横走布幕フォーカルプレーンシャッター
  シャッター速度:B,1/30,1/60,1/125,1/250,1/500
  シャッターダイヤル:1軸不回転
  ファインダー:アイレベルファインダー
  ピント合わせ:マイクロプリズム、すりガラス面併用による実像合致方式
  露出計:外部露出計(シャッター・絞りとは連動しない)
  フィルム装填:蝶番による裏蓋開閉式
  フィルムカウンター:順算式
  シンクロ接点:X-接点(1/30で同調)、アクセサリーシューはホットシュー
  セルフタイマー:機械式、動作時間約9秒
  付属レンズ:MC Helios-44M(58mm F2.0) (フィルター径52mm)
  使用電池:電池は使用しない
  サイズ:140×95×53mm(ボディーのみ)
  サイズ:140×95×93mm(付属レンズ付)
  カメラ番号:82008622
  製造年:82年
  製造:KMZ(クラスノゴルスク機械工場)




付属品
  カメラケース:黒色皮革製
  中古品を購入したので、オリジナルな付属品は不明。


撮影例1(Helios-44M)
 2004年のGWに八景島水族館で撮りました。付属レンズでただ漫然と。

撮影例2(Helios-44M)
 八景島水族館にはカモがいました。


撮影例3(Jupiter-9)
 こちらはJupiter-9(85mmF2.0)  女子プロレス??

撮影例4(Jupiter-9)
 こちらもJupiter-9(85mmF2.0)   水族館などなど。









CameraのTopへ LensのTopへ