LOMOの1眼レフカメラ ALMAZ-103


 NIKON−F2に似たカメラですが、K-マウントです。
 LOMOは有力な光学器械コンビナートで、世界初の35mm一眼レフSPORTを製造しているのに、意外なことに、戦後製造された一眼レフはALAMZだけで、しかも、ALMAZの製造数は少なく、あまり見かけることはありません。
 ALMAZには101,102,103,104が知られています。このうち、102,104は試作機です。101はある程度存在するかもしれないけれど、非常に珍しいものです。それに比べ、103は多少は製造数も多く、入手可能なカメラです。ただし、103にしても製造数は数千台と少ないため、珍しいことに変りありません。



ALMAZ-103の説明
  マウント:Kマウント
  シャッター:縦走金属幕フォーカルプレーンシャッター
  シャッター速度:B,1〜1/1000(シンクロ時は1/60)
  ファインダー:アイレベルファインダー
  ピント合わせ:水平スプリットイメージプリズム、マイクロプリズム、すりガラス面併用による実像合致方式
  ファインダー視野率:0.9倍程度
  フィルム装填:蝶番による裏蓋開閉式
  フィルムカウンター:順算式(自動復帰機能付)
  シンクロ接点:X-接点(1/60固定)
  セルフタイマー:あり
  付属レンズ:MC VOLNA(50mm F1.8) (フィルター径52mm)
  製造:LOMO


 こんな風に、プリズムをはずして、ウエストレベルファインダーとして使用できます。でも、ウエストレベル用のファインダーがあったかどうかは知らない。



シャッター速度ダイヤル



付属レンズ MC VOLNA(50mm F1.8) の説明
  マウント:Kマウント
  F値:F1.8
  絞り:F1.8,,2.8,4.5.6,8,11,16,22
  絞り羽根数:6枚
  フィルター径:46mm(ねじ込み式)
  絞り形式:自動絞り
  最短撮影距離:0.45m
  レンズ番号:85******
  製造:LOMO
  製造年:85年と推定される。


ALMAZ103 マニュアル(ロシア語)


ALMAZ103 分解方法


撮影例:2002年12月 皇居にて

撮影例:2011年6月 足尾銅山跡


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