レンジファインダーカメラ Zorki-4K
Zorki-4KはZorki-4の巻上げを、ダイヤルからノブに変更したもので、1972年から78年(一部80年)に製造された、Zorkiシリーズの最終形である。このカメラを最後に、KMZのレンジファインダーは姿を消す。
このZorki-4K付属レンズは、黒鏡筒のインダスター50であるが、黒鏡筒のジュピター8もある。(なぜか、黒鏡筒。)Zorki-4Kには、ストラップ吊金具がないので、専用ケースに入れる必要がある。
説明
マウント:M39(ライカLマウント)
シャッター:横走布幕、セルフタイマーつき
シャッター速度:B,1,1/2,1/4,1/8,1/15,1/60,1/125,1/250,1/500,1/1000
ファインダー:1眼式2重像合致距離計連動、
視度調整機能付(でも,私のように強い近視には使えない。)
露出計:なし
フィルム装填:裏蓋底蓋一体着脱式
フィルムカウンター:順算式
シンクロ接点:X-接点(タイムラグ調整機構あり)
三脚ねじ:1/2インチ
サイズ:142×92×39mm(ボディーのみ)
サイズ:142×92×71mm(付属レンズ付)
質量:570g(ボディーのみ)
質量:670g(付属レンズ付)
付属レンズ:Industar-50 50mm F3.5
(Jupiter-8 50mm F2.0 のものもある)
カメラ番号:75******
製造年:75年
製造:KMZ(クラスノゴルスク機械工場)
Zorki-4Kのスプールは取り外しできない。このため、脱落していることもない。
付属品
カメラケース:黒色合成皮革製。
中古品を購入したのでオリジナルな付属品は不明。
レンジファインダーの調整方法
レンジファインダーの横方向の調整方法はZorki-4と同じですので、そちらを参照ください。
天板をはずすためにた、巻き上げノブをはずす必要があります。巻き上げのブ中央のネジをはずすと、2つの穴のあいた円盤(本当はネジ)が見えるので、ここに、工具を入れて、回す必要があります。これは、逆ネジ(左ネジ)で、ものすごく固い。(私のてもとにあるZorki-4Kは逆ネジだが、逆ネジでないものも、あるかもしれない。)回す時は、フィルム巻上げ状態か、スプール下部をドライバー等で押さえる必要があります。なお、2つ穴に差し込んで回す工具に、私は、先細ペンチの先端をヤスリで尖らせたものを使っています。
この円盤(本当はネジ)をはずすと、中に3つのネジが見えるので、それをはずすとOKです。ただしこのとき、中にあるゼンマイがほどけて、急速に回転するので、要注意。
組み立てる時は、このゼンマイを元通りにするのが大変です。
天板はずしは、Zorki-4に比べて、かなり大変です。
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