KMZ製レンジファインダーカメラZorki2-C(S)
「ЗОРКИЙ」とは「目敏い、洞察力のある、注意深い」と言う意味である。
1948年、KMZ(クラスノゴルスク機械工場)では、FED技術者の支援により、最初のレンジファインダーカメラFED-ZORKIを製造した。その後78年(一部80年)に、Zerki-4Kの製造終了まで、レンジファインダーカメラを製造している。
Zorki2-C(S)はZorki2にシンクロ接点の付いたカメラであり、Sはシンクロの意味であり、CはSのキリル文字表記である。
なお、Zorki2は珍しいカメラであるが、Zorki2-Cは珍しくない。
説明
マウント:M39(ライカLマウント)
シャッター:横走布幕、セルフタイマー付
シャッター速度:B,1/25,1/50,1/100,1/250,1/500
ファインダー:1眼式2重像合致距離計連動、
露出計:なし
フィルム装填:底蓋着脱式
フィルムカウンター:順算式
シンクロ接点:X-接点(タイムラグ調整機能あり)
セルフタイマー:機械式、動作時間約5秒
三脚ねじ:3/8インチ
質量:460g(レンズなし)
質量:570g(付属レンズ共)
サイズ:143×80×32mm(ボディーのみ)
サイズ:143×80×47mm(付属レンズ付)
付属レンズ:Industar-22 50mm F3.5 (沈胴)
カメラ番号の頭2文字:58
製造年:58年(製造番号から推定)
製造:KMZ(クラスノゴルスク機械工場)
付属レンズ Industar-22(50mm F2.0)(沈胴) の説明
Zorki2-C付属レンズ
マウント:M39(ライカLマウント)
F値:F3.5
絞り:F3.5,4.5.6,8,11,16
絞り羽根数:8枚
最短撮影距離:1.0m
サイズ:長さ36mm×最大径47(54)mm
質量:110g
レンズ番号の頭2文字:N016
製造年:不明であるがボディーと同じ58年製と推定
製造:KMZ(クラスノゴルスク機械工場)
付属品
カメラケース:茶色皮革製。
レンズキャップ:Zorkiのキリル文字表記
マニュアル:
中古品を購入したのでオリジナルな付属品は不明。
撮影例:Industar−22のページをご覧下さい。
レンジファインダーの調整方法
レンジファインダーの距離計がずれてピント合わせができなくなったときの調整方法です。あわせて、天板のあけ方を説明します。
(注意)レンジファインダーの調整はカメラの修理です。経験の無い方、自信の無い方は決して行ってはいけません。もし、レンジファインダーの調整等をする場合は自己責任で行ってください。ここに書いてある通りに行ってカメラを破損しても責任は持ちません。なお、ある程度古いカメラ(Zorki-2Cは十分に古いカメラです)の場合、修理に伴う操作で破損する可能性があります。
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