DRUG
レンジファインダーカメラDRUGは1960〜62年にKMZ工場で2万4千台あまり製造されている。フィルム巻上げは底部にあるレバーをスライドさせる。フィルムを入れる位置が通常のカメラとは左右反対になっており、このためフィルムの上下も逆に入れる。
底板をはずしたところ
レバーをスライドさせるとチェーンによって巻き上げダイヤルを回すようになっている。このレバーがスムースでなく、思い切り力を入れないと、巻き上げることができない。ところが、よくチェーンが引っかかって、力を入れすぎるとチェーンを壊す。そういったわけで、故障しているカメラが多い。おまけに、チェーンの修理は大変である。もし、実用品として使うならば、巻上げがスムースなように、良く調整整備されたカメラを入手すべきである。しかし、このような個体は少ない。
デザイン的には非常にすっきりしている。使わないで持っている分には良いカメラである。(それなら、初めから持たない方が良いとは言わないで下さい。)
ファインダー視野枠は35mmと50mmに対応しているようです。
撮影例
Jupiter-8 付属標準レンズで撮りました
Jupiter-12 35mmの広角レンズで撮りました
専用ケースもレバーに対応しています
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