KOMZ


 KOMZのマークは、135mmのJupiter-11(F4.0)、Jupiter-37(F3.5)に良く見かけらる。

 KOMZ正式名称は、КАЗАНСКИЙ ОПТИКО-МЕХАНИЧЕСКИЙ ЗАВОД (カザン光学器械工場)である。
カザンはロシア西部にありヴォルガ川の中流に沿う工業都市で、タタールスタン共和国の首都である。(タタールスタン共和国はロシア共和国の一部であり独立国ではない。)

 KOMZは第二次世界大戦中LOMO(の前身)により設立された。KOMZは対戦中はもとより、戦後も軍用光学製品の製造が主体であった。ソビエト連邦崩壊後の今日も軍用品の製造が主体と見られる。
 民生カメラ用品としては1950年ごろからZORKI用のレンズや、ZENIT用のレンズを製造しており、特に後者は少なくともソ連崩壊後の94年までは続いていた。
 現在、製造している民生品には、「双眼鏡」「望遠鏡」「ナイトビジョン」がある。

 
BACK