LOMO社製35mmコンパクトカメラ Smena35



 LOMO社製の軽量コンパクトカメラです。Smena8Mと良く似ていますが、より軽量化されています。1990年頃から1995年ごろまで製造されていたようです。
 フィルム感度をセットすると絞り値がセットされ、お天気マークをセットするとシャッター速度がセットされる簡易露出方式です。ISO25にF4が対応し、ISO400にはF16が対応します。もちろん、絞り値とシャッター速度は任意に設定できます。
 撮影前にフィルムを巻き上げるほかに、シャッターをセットレバーでチャージする必要があります。このセットレバーは中央付近にあり、Smena8Mのように撮影時に誤って指に触れることが少なくなりました。また、シャッターチャージをし忘れたまま撮影しようとすると、ファインダーから赤いセットレバーが見えるようになっており、シャッターチャージ忘れの可能性が低くなっています。ただし、フィルム巻上げと、シャッターチャージは独立に行うため、二重撮りの危険はSmena8Mと変わっていません。

説明
  レンズ:T-43(ハードコーティング3群構成色消しレンズ)
  焦点距離:40mm
  解放F値:F4.0
  シャッター:セットレバー式
  シャッター速度:1/15,1/30,1/60,1/125,1/250 <B>
  最短撮影距離:1m
  絞り値:F4,5.6,8,11,16
  設定可能フィルム感度:ISO25,50,100,200,400
  フィルター:なし
  サイズ:W112mm×H73mm×D56mm
  質量:190g
  ファインダー:逆ガリレオ式
  距離あわせ:目測、回転ヘリコイド
  製造番号の頭2文字:95
  出荷:1997年12月


 箱に張ってあるラベルと、使用説明書の日付は1997年12月になっています。しかし、箱のラベルを剥がしてみると、下にもう1枚のラベルが張ってあります。(このラベルの日付は分かりませんでした。)つまり、以前に何らかの理由で出荷できなかったデッドストックの説明書を取り替えて、箱のラベルを張り替えて出荷したもののように思えます。


付属品
  カメラケース:布製です。
  使用説明書:英語です。
  レンズフロントキャップ:かぶせ式です。
  アクセサリーシューの蓋:
  元箱


撮影例1(秋葉原、上野かいわいを撮って見ました)


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