LOMOあるいはBelOMO製35mmコンパクトカメラ
Smena2
初代Smenaに引き続き、1953年〜56年にGOMZ(LOMOの前身)で製造され、1957年〜61年にBelOMOで製造されています。カメラ本体にはGOMZのロゴマークがありますが、これはGOMZ製のもの、BelOMO製のものとも共通で、カメラを見ただけではどちらで製造されたかは不明です。
Smena初代よりも若干少ないかもしれませんが、結構良く見かけるカメラです。でも、どう考えても良く売れるカメラではないので、積極的に取り扱うカメラ店が無いのでしょうか、入手しようとすると苦労するかもしれません。こんなカメラを入手しようと努力する人も余りいないと思いますが。
初代Smenaと格好は良く似ていますが、私の持っているSmena2にはセルフタイマーとシンクロ接点が追加されています。シンクロ接点の無いSmena2もあるかもしれません。
このカメラにはフィルム巻き戻し機能がありません。ダブルマガジンで使うか、暗室で取り出すかしないとダメです。なお、Smenaシリーズでフィルム巻き戻し機能が付いたのはSmena8からで、信じられないことに、1970年までこのように巻き戻しできないカメラを製造していたわけです。
説明
レンズ:T-22
焦点距離:4cm
解放F値:F4.5
シャッター:セットレバー式
シャッター速度:B,1/10,1/25,1/50,1/100,1/200
最短撮影距離:1.3m
絞り値:F4.5,5.6,8,11,16,22(クリックはどこにも無い)
サイズ:W120mm×H74mm×D58mm
質量:290g
ファインダー:逆ガリレオ式
距離あわせ:目測、回転ヘリコイド
シンクロ接点:あり
セルフタイマー:あり
製造番号:148248
製造:1953年〜1961年(この固体の製造年は不明)
多重巻上げ防止機能や多重シャッター防止機能は無い。
安物で雑に扱われることが多かったせいか故障しているカメラが結構多いようです。でも私の持っている固体は結構綺麗で特にケースは使用された形跡が全く有りません。大切に使われたか、ほとんど使われなかったような、綺麗なカメラもたくさんあります。
付属品
カメラケース:皮革製
新品を購入したのではないのでオリジナルな付属品は不明。
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