FEDのコンパクトカメラFED MIKRON




 Fed Mikron はウクライナ・ハリコフのFED工場で1968年〜1986年にかけて、12万台ほど製造されている35mmハーフサイズのコンパクトカメラである。なお、FEDで製造されたハーフサイズカメラはFed Mikronのみ。
 類似したカメラにFed Mikron2があるが、こちらは35mmフルサイズであり、さらにFed Mikronの露出計はセレンメーターなのに対して、Fed Mikron 2ではCdSに変わっている。

説明
 使用フィルム:35mm
 レンズ:Helios89 30mmF1.9
 シャッター:B,1/30〜1/800 2枚羽根(絞り兼用)
 絞り:F1.9〜F16
 ファインダー:距離計連動逆ガリレオ式ファインダー
 ファインダー内表示:F値、シャッター速度
 露出制御:セレンメーターによる自動設定、手動設定可
 設定感度:GOST16〜250
 最短撮影距離:1.0m
 フィルター枠:46mmねじ込み式
 裏蓋:着脱式
 フィルムカウンター:順算式(裏蓋開閉時、0に復帰)
 フィルム巻き戻し方法:底板のボタンを押しながら、巻き戻しレバーで巻き戻す。
 サイズ:W113×H70×D52mm(Wではストラップ釣金具を除く、Hではシャッターボタン、巻き戻しダイヤルを除く。)
 製造番号:8111358
 製造年:1981年

 使用電池:電池は使用しない



初期タイプと普及タイプの比較写真

 FEDMIKRONには初期タイプがあり、外観が多少異なっています。


撮影例  露出自動モードで適当に撮って見ました。ハーフサイズのためなのかどうかは分りませんが、全体的にぼやけた感じがします。

撮影例1 ニコライ堂  
撮影例2 湯島の聖堂
撮影例3 神田明神  


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