BelOMO社製ハーフサイズカメラ AGAT18K
このカメラは、BelOMO(ベラルーシにあります)の製品で、LOMOの製品ではありません。
はじめから、縦に構えて(横位置で)撮るように作られています。ピント固定ではなく、目測によりピントあわせを行います。シャッター速度は選択できず、お天気マークにより絞り値を設定します。ISO感度は25から1600まで目盛があります。また、シャッターボタンにはケーブルレリース用の穴があります。三脚穴もあります。ホットシューがついています。ただ、残念なことにフィルターは付けられないようです。また、ケーブル接続用のシンクロ接点もありません。
ボディーの材質は、すべてプラスチックで、黒いところはABS、黄色いところは塩ビのようです。(違うかもしれない。)黄色の部分は少しやわらかめで、このため非常にチープな感じがします。見た目はチープで実際にもチープですが、写真の出来は以外にしっかりしています。1眼レフや高級コンパクトには全然かないませんが、普及品のズームレンズのついたコンパクトカメラよりもずっとまともな写真が取れます。ただ、ハーフサイズなので、粒子の荒れが多少目立つのは仕方の無いことです。
フィルムの出し入れは、カメラを真中から2つに割るようにして行います。フィルムを巻き戻すときは、巻上げダイヤルのセンターダイヤルを赤点位置にあわせます。こうすると巻き上げ軸がフリーになるようになっています。
私の使っているものは故障していませんが、新品の場合、はじめから故障していることが結構多いようです。フィルムが巻き上がらないで、二重三重撮りになるとか、フィルム巻上げ時にシャッターが少しあいて光線漏れするとか。
説明
レンズ:インダスター104 28mmF2.8
シャッター:ビハインド式 2枚羽根
ファインダー:アルバダフレーム式
ピント:目測
最短撮影距離:0.9m
サイズ:W61×H95×D42
質量:120g
製造番号の頭2文字:97(説明書に記載されている。本体はない。)
出荷:1998年
付属品
レンズキャップ:レンズとシャッターボタンを覆います。
ストラップ:黒い紐です。三脚穴に留めます。
使用説明書:ロシア語です。
元箱
撮影例1 上野で花見の風景を撮ってみました。
撮影例2 渋谷です。
撮影例3 新宿です。ビルの写真ではレンズに歪曲がほとんど無いことが分かります。
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