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樺太の郵便
日露戦争の結果、樺太南部を領有した日本は直ちに郵便事業を開始した。これらは敗戦まで続いた。
明治38年(1905)7月31日:樺太全島占領
明治38年8月1日:大本営軍政布告
明治38年9月1日:第一野戦局にて普通郵便取り扱い開始
明治38年9月5日:日露講和条約調印
明治40年3月31日:軍政廃止、翌日より樺太庁開始
昭和18年(1943)3月31日:樺太庁廃止、翌日より内地に編入
樺太守備隊 明治39年1月1日 |
樺太庁 明治41年5月11日 |
上左は軍政時代の樺太守備隊。明治38年9月2日、独立第13師団郵便部は樺太守備軍郵便部と改称した。9月14日、樺太守備隊に改組され樺太守備隊郵便部と改称された。
上右は明治40年4月1日、民政開始後の樺太庁郵便局の消印。
上の3点はいずれも樺太庁時代に使用された郵便葉書である。樺太では内地と同じ切手類が使用された。
参考)日露戦争以前に樺太で使用された郵便物
日露戦争以前に樺太で使用された郵便物は非常に少ない。これは、樺太が流刑地だったためである。
写真は1989年アレキサンドロフスクで日本人が使用した大阪宛て葉書。クリックすると画像を拡大します。
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最終更新 2019.3