ドイツ占領地(ソビエトゾーン)
第二次世界大戦で勝利した連合国は、各担当地域で独自の切手を発行した。
ソビエトゾーンでは1945年6月9日から独自切手が発行されている。1946年1月、米・英・ソ3国は共通切手を発行する。共通切手が発行されてもしばらくの間は、各地区独自の切手が発行されていたが、1946年11月からは、共通切手に統一された。ただし、統一発行後しばらくは、独自切手も使われた。なお、フランス占領地区は共通切手に加わらず、独自切手が続いた。
ここに掲載する切手は、ソビエトゾーンのうちブランデンブルク地区(ベルリン等)で発行されたもの。ソビエトゾーンでは、ブランデンブルク地区のほかに、東ザクセン地区、西ザクセン地区、チューリンゲン地区などでも、それぞれの地域で独自な切手が発行された。
1948年6月通貨改革が発端となり、ソビエトと西側三国が決裂した。
以下の切手は、この時期にソビエト占領区で発行されたもの。