ロシアの切手


Northern-Army (General Miller)


 新生ソビエトロシアを崩壊させようと目論むイギリスは、1918年3月9日、北部のムルマンスクに上陸する。さらに、同年8月3日にはアルハンゲリスクに上陸する。おなじころ、イギリス軍は極東のウラジオストックや、石油の要衝バクーにも上陸している。
 アルハンゲリスク上陸イギリス軍により作られたのが、Miller将軍率いるNorthern Armyである。1919年春には、西部のYudenich軍、南部のDenikin軍、東部のKolchak軍と共に、再三にわたり赤軍と戦うが、これらの軍隊は連携が少なかったため、赤軍に決定的打撃を与える事は出来なかった。
 1919年9月7日イギリス軍がアルハンゲリスクを撤退すると力を失い、1920年2月には赤軍により壊滅させられ、Millerは砕氷船で脱出した。



 General Miller率いるNorthern-Armyが発行したといわれている切手。使用済みに見える切手も存在するが、真正に発行・使用されたものかは怪しい。




 SCOTTカタログには1919年に準備されたが発行されなかったと記載されている。Stanlay Gibbonsカタログには記載されていない。


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