ロシアの切手 Civil War Issue
革命直後、内戦期の切手・・・「北西ロシア」「南ロシア」地域
ロシア革命(10月革命)によりボリシェビキ政権が誕生すると、反革命軍は各地で反乱を起こし、独自政権の樹立を宣言する。ロシア領域内での、反革命軍の支配地域は「北西ロシア」「南ロシア」「シベリア・極東」に大別される。ここでは、「北西ロシア」「南ロシア」地域で反革命軍政権により発行された切手を紹介する。
なお、ソビエトロシアを脅かす存在となったのは、North-Western Army デニキン軍 および、シベリアのコルチャーク軍であり、すべてイギリスの支援があった。
北西ロシア
Northern Army(Rodzyanko)
1919年6月、North-Western Armyと合併した。
North-Western Army
ユデニッチ率いる反革命軍で、イギリスの援助により一時はペトログラードを脅かす存在になる。
Western Army
ラトビア占領を目論むドイツ軍によって作られた反革命軍。ラトビアを出ることは無かったので、ソビエトロシアとの関係はあまり無い。
Northern Army(Miller)
アルハンゲリスクに上陸したイギリス軍によって作られた反革命軍。(ここでは真正に使用された切手は発行されていない。)
ドイツ 東部占領地域
第一次大戦中にドイツ軍が占領したクルランド、バルト地域で発行した切手。
南ロシア 反共政権
デニキン
イギリスの援助により南ロシアを広範囲にわたって占領した反革命軍。
ウランゲリ
デニキン軍を引き継ぐ形で再建された反革命軍。反革命軍の中で最後まで抵抗を続けた。
クバン・コサック
デニキン軍により自治を認められた。
ドン・コサック
デニキン軍により自治を認められた。
偽切手
ロシア革命当時、反政府勢力が発行したといわれている、偽切手。
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