対日戦勝記章
大祖国戦争(第2次世界大戦のこと)の対日戦線の勝利を記念して、功績のあった人たちに授与された。比較的大きな戦闘であったため、多くの人に授与されたようであり、この勲章はよく見かけるものである。
中国を侵略し満州国を偽装建国した日本軍(関東軍)に対し、大戦末期、ソ連は総攻撃を行った。中国民衆の人心を全く失っていた日本軍は、ソ連の総攻撃および民衆蜂起に対し、成すすべもなく、総崩れを起こし壊滅した。なお、勲章の裏面には1945年9月3日と書いてある。日本では終戦記念日は8月15日となっているが、法的には戦争終結は連合国と停戦文書に調印したは9月2日である。ソ連では、停戦翌日の9月3日が対日戦勝記念の日なっている。
![]() |
![]() |
<参考>
8月14日:日本国はポツダム宣言受諾の用意あることを連合国に通告
8月15日:ポツダム宣言を受諾することを国民に向けてラジオ放送(ラジオ放送には法的効力は無い)
8月16日:日本軍に対して停戦命令(ポツダム宣言では日本軍は無条件降伏することになっているが、この時点ではポツダム宣言を正式に受諾していないので、無条件降伏は命令されていない。)
9月2日:降伏文書に調印
9月2日:連合軍に対して敵対行為を直に止め武器を措き、降伏文書の一切の条項を履行することを、天皇は日本軍に命令。(この命令はポツダム宣言に定められた日本軍の無条件降伏にあたる。)